風ニ負ケヌ草トナリ、雨ニ負ケヌ花ヲ咲カセル。私ハソンナ人間デアリタイ。


by masami_ws

プロフィールを見る
画像一覧

カテゴリ:直球勝負!( 340 )

本当に美しい女性とは…心のありよう

 中学生くらいの娘を連れた女性が電車でスニーカーの靴紐がほどけて20㎝ほど引きずっている。心の優しいオイラは小さな声でそっと教えてあげた。「ほどけてま…」なんとこちらの言葉が終わらないうちに「わかってますから」とこちらを睨み付けるように不機嫌に言われた。いやはや、このお母さん、どこか虫の居所が悪かったのだろうか。これから遠くへ出張しようという朝にぐったりする出来事だった。

 でも、そんなオイラの人生にもいいこともたくさんある。うん、何といっても今月は素敵な美しい女性にたくさん会えた。どうして素敵で美しいかというと、みな心のありようが素晴らしいのだ。勉強会やセミナーに積極的に自ら望んで参加しようという女性は、みな美しいという法則を、長年の経験でオイラは知っている。なぜか?

 それは、一言でいうと向上心。身も心も美しくありたい、と願う気持ちが行動に表れている。だから、大人になっても勉強しようという女性は、それによってますます磨きがかかりさらに心が美しくなっていく。もちろん、ほどけた靴紐を引きずっていたりなんてありえない。そんな素敵な女性には、そこいらのグータラ親父やノー天気青年は絶対かなわない。かく言うオイラもだが…。
f0054720_06345822.jpg
身も心もとびきり美しい人は字も美しい。いただいたセミナーお礼の葉書に心ときめきました!


by masami_ws | 2016-11-22 06:00 | 直球勝負!

営業マンが絶対に伝えるべきこと

 住宅営業マンがお客様に絶対に伝えなければいけないことがある。それは、お客様は家というモノを買うのではなくそこに住まう時間を買うのだということ。例えば仮にこれから50年住む家の入居が1年先になると2%、2000万の住宅なら40万円もお客様が損をする。そのように実は時間の経過と共にどんどん損をして行くことを教えられないなら営業マン失格だ。

 「子どもに手がかからなくなってから」「金利が下がるのを待って」「余裕が出来てから」などと言っている悠長なお客様には「お客様のご家庭はサザエさんちですか?」と訊かなければいけない。サザエさんやちびまる子ちゃんの世界では、時は止まったままで誰も歳を取らないし死ぬこともない。しかし残念ながら、私たちが住んでいる世界はサザエさんの世界ではない

 同じことは教育にも言える。子どもの教育なら、例えば受験という関門があるので、塾に通わせるとか家で猛勉強させるなどタイミングを逸してはならない場面がある。教育に待った無しだということは誰でもわかる。勉強すべき時にサボって浪人や留年すれば、社会人としてのスタートは確実に1年遅れる。現役50年としてやはり2%の損だ。    

 ところが社員教育ということでは、その時間の損失が忘れられていることが多い。優先順位の完全な間違いなのだが、業務が忙しい、売上げや利益が先だ、余裕がない、本人にやる気がないなど、一見もっともな理由を上げて結局、教育が後回しとなり、しまいには忘れ去られて行く。すぐに社員教育に手を付けられない正当な理由は、子どもが勉強したくない言い訳同様、いくらでもあるのだ。

 しかし、それにぐずぐずと手を付けないでいることが、どれほどの損失か経営者は気付かねばならない。我が子の教育には熱心な経営者が、社員の教育を疎かにするのは残念なことだ。
成長企業が成長のためにもっとも優先していることは人財の育成だ。その優先順位を間違っていない経営こそが生き残る経営なのだから。

全国で数々の成長企業を生んできた「BIB経営幹部育成講座」 東京第15期募集中です!!詳しくはコチラ
f0054720_11113278.jpg


by masami_ws | 2016-09-28 11:25 | 直球勝負!

寿司の本当の味とは何か?

f0054720_23382804.jpg

 築地の仲買で長年勤めた知人が40歳を前に、今、銀座の寿司屋で修業を始めている。その彼に読んでもらいたいので、3KM経営塾専用メルマガ「今週の朝礼」に送信したものをそのまま貼り付けた。「今週の朝礼」の読者の皆さん、悪しからず。

今週の朝礼「本当の寿司の味」2015.11.09.

 堀江貴文という人物が、現在どういう仕事をしている人かは知りませんが、最近ネット上で寿司職人についてつぶやいたことが話題になっているようです。いわく「今時、イケてる寿司屋はそんな悠長な修行しねーよ。センスの方が大事」だとか。

 それに対し、ご飯を炊く時の水分調節やシャリを握るのはそう簡単に会得できるものではないと意見されると「そんな事覚えんのに何年もかかる奴が馬鹿って事だよボケ」と、これまた乱暴なコメントを返しているようです。

 コツコツと努力している人をまるでセンスがないかのように見下す傲慢で挑発的な物言いは、才気走った彼の一種の芸風なのでしょうが、個人的には到底好きになれません。ただ「イケてる寿司屋」には「センスの方が大事」とは、本当なのでしょうか。

 確かに、3
ヶ月で寿司職人を養成する学校があり、そこを卒業して1
年未満でミシュランの星がついたという寿司屋があるそうです。世の中には、稀に天才と天運の両方に恵まれた人がいますが、私はその寿司屋はその稀な例ではないかと思います。

 プロ野球でも、類い稀な身体能力と運動神経を持ったドラフト1位がいきなり一軍で大活躍した例もあります。しかし、それよりはるかに多くの鳴かず飛ばずで終わったドラフト1
位がプロ野球界から去って行くこともまた事実です。

 一方で、イチローのように元々の素質にさらに鍛錬を加え続けて今日がある、という選手もいます。そしてさらにそのイチローのトレーニングから生活パターンまで全て真似て盗んでやろうとオフの間、離れない川崎宗則のような選手もいます。

 これは、寿司職人がいわゆる「追いまわし」から始まる下働きをしながら、先輩や親方から何とか技術や考え方を学ぼうとするのと良く似ています。馬鹿でセンスがない、と言うならば、そういう人間にはそういう人間のやり方がある、ということです。

 さて、その結果生まれるものはなんでしょうか。それは、経験によって裏打ちされた深みや人間としての優しさ、仕事に対する哲学のようなものであったりします。「ぽっと出」でチヤホヤされた者と比べ、打たれ強くしぶといということもあるような気がします。

 ともあれ堀江氏のように高級寿司店に行きまくった経験もないこの私が「イケてる寿司屋」なる味を知る由もありません。でも個人的には、イケてなくてもいい、人間味という味のする寿司を食べたい。その人間味は、苦労した者にしか出せない味です。馬鹿とかボケとか言っている人は、その味がわからない。ああ、かわいそうな人だなあと思うのです。


by masami_ws | 2015-11-08 23:29 | 直球勝負!

走れ!経営者!

 昨日、今日と大阪で3KMインストラクター養成講座とBIB経営幹部育成講座のダブルヘッダー。そこに、二人の経営者がオブザーバーとして参加してくれた。二日間連続で参加してくれたのは、言わずと知れた大阪ガスサービスショップの雄、今年エネファーム普及で日本一を目指す株式会社トムコの土谷幸三社長。
f0054720_19581184.jpg
 こんなカッコいい47歳はなかなかいない。七月にオーストラリアのGold Coastで、フルマラソン4時間切りの目標を達成した。そしてもう一人は香川の中橋産業株式会社から来てくれた中橋孝彦社長。
f0054720_19583580.jpg
 なんとこの中橋社長もランナーで、100㎞のウルトラマラソンを11時間台で走るツワモノ!
とにかく最近デキる経営者はなぜか皆よく走っている。そしてこうした経営者たちは、この二人のように実際の日常も東へ西へとよく走り回っている。
 会社の発展は経営者の移動距離に比例する。世の経営者よ、アナグマのように社長室に籠っている経営者ではダメだ。走れ!未来へ!

by masami_ws | 2015-10-07 21:13 | 直球勝負!

教育費比率が成長の決め手…経営の質は金遣いに現れる




f0054720_01552113.jpg

 これは実話だが、某一部上場住宅会社の数年前の決算を見て驚いた。経常利益が40億円台のときに、ある費用になんとその1.5倍以上の70億円近い金額を投入していた事実だ。

 それは、広告宣伝費だ。確かにテレビCMの多い会社だけのことはある。割安さを売り物にしている会社だが、この会社で2000万円の家を建てると、そのうち100万円は某人気タレントを起用したCM料に払わされていることになる。

 しかし、さらに驚かされるのは、この会社のその年の研究開発費がなんとわずか7400万円。IRに出ている数字だが、これをどう見るかのコメントは避ける。ただ、経営者の考え方は、企業理念に書かれていることよりもお金の使い方に雄弁に現れるということだ。

 個人が自己啓発のために、何かの勉強や読書、趣味、運動などに使うべき適正な時間と費用は、全体の5%以上(10%以内)と言われている。1日の時間なら最低1時間、収入が月30万の人は1万5千円は自己啓発のために投資しなさいということだ。

 実は同じように、企業における社員教育についても成長の条件となる数値が存在する。一般的には、人材教育費として総人件費の2.5%以上を投資することが成長力を維持する条件とされている。ただし地域や業界で頭角を現し成長している企業の場合、この数字は軒並み5%を越え、中には10に達している。

 売上や利益に直接すぐに反映する広告宣伝費としてタレントに高いギャラを支払うか、会社の未来を担う人財創りや研究開発費に投資するか、経営の分かれ道はこんなところに現れる。長期的な企業の命運はまさにここにかかっているのである。

「経営幹部育成講座」

10月からの受講生、募集中!



by masami_ws | 2015-09-24 01:24 | 直球勝負!

応用問題を解けるかが幹部の条件だ

f0054720_12341083.jpg

小学生4年生の算数の問題、あなたは何秒で答えを出せるだろう。応用問題に慣れた子どもは3秒で即答するという。これを解くのに使うのは足し算引き算と簡単な割り算のみ。

 ところが、計算問題は良くできるのに文章で書かれた応用問題になると、とたんに出来なくなる子どもも多いらしい。

 なぜだろう。一つは、文章の読み取りが出来ないという壁がある。大袈裟に言えば、問題の本質は何か、また問題解決の糸口はこの文章のどこに隠されているのかが読み取れない。子どもの学力のベースが国語力にあると言われる所以(ゆえん)だ。

 もう一つの壁は解決法の多様性だ。答えは一つでもプロセスは様々に考えられるので、かえって混乱するのだ。この問題では、式は
①(48-4-24)÷2+24 もしくは
②(48+24+4)÷2-4 などが考えられる。
 それぞれ①は僕の年齢から、②は母の年齢から父の年齢を割り出す方法だが、どちらも正解。応用問題と単なる計算問題との違いはここにある。

 さて、仕事で現実に起こる問題は、複雑な応用問題ばかりだ。幹部の仕事は、計算問題のような決められたオペレーションをこなす仕事ではなく、これらの応用問題を解決することにある。

 だからこそ、本質を見抜く読解力と一つではない正解から最善のものを見つける解決力が、幹部に必要な基本的能力なのである。

これを身につけたいなら来たれ!

「経営幹部育成講座」へ。

10月からの受講生、募集中!



by masami_ws | 2015-09-17 12:47 | 直球勝負!

使命とは…命を紡ぐこと

f0054720_16292046.jpg

 毎週、日曜の深夜、というか月曜の早朝に発信している「今週の朝礼」。3KM経営塾会員向け限定のものですが、今回は多くの方に投げかけたいと思いここに公開いたします。会員の皆さま、悪しからず。

今週の朝礼「使命とは」2015.2.2.

 唐突ですが「8,760」「86,400」という数字が何か、即座にわかる人はいるでしょうか?では単位をつけて「8,760時間」「86,400秒」と言ったら…もうぴんときた人がいるかもしれません。

 そう、それぞれ1年間が何時間かと1日が何秒かを表した数字です。こうして計算してみると意外と少ない感じがしませんか。仮に人生100年としても日数で計算すれば36,525日しかありません。日本のサラリーマンの月平均お小遣いの数字とほぼ同じです。

 昨今も、人の命について考えさせられる出来事が起こっていますが、人の命というものは言いかえるとその人の生きている時間です。 

 だから「時は金なり」ではなくて、本当は「時は命なり」なのです。ですから「命がもっとも尊い」と言うならば、すなわちそれは「時はもっとも尊い」と言いかえることもできます。長い短いの個人差はあっても、一人ひとりの人間が持っている最も尊い宝物は時間だと言えるかもしれません。

 また、私達の世界のあらゆる仕事は、突きつめていくと必ず時間に行きあたります。

 娯楽やサービス業ならもちろんですが、例えば建設業は建物ではなくそれを使う人の安全で快適な時間を作っています。食べ物に関する仕事は食べている幸せな時間を、販売業はその商品のある豊かな時間と買い物をする楽しい時間も合わせて売っていたりします。

 お金を媒体にはしていますが、最後はプライスレスな「時間」という価値に変換されるのです。

 そして、人はそうして互いに受け取った時間を使って、さらに時間を再生産して行きます。命を使ってさらなる命を作るということです。

 親は自分の命を子育てに使い、我が子の将来の幸せな時間を作る努力をします。先生は生徒に、先輩は後輩に、上司は部下に、セールスマンはお客様に、自分の命を使って相手のよりよい時間を生みだす努力をします。

 また、そういう命の使い方をすること自体が、その人の時間の価値を高めています。

 ときには、まさにそれが命懸けという場面も出てきます。

 31日に、新しい橋を架ける工事に関わっていた浜松市職員2名が崩落の危険がある斜面の調査中に古いつり橋と共に川に転落して亡くなる事故がありました。

 とても痛ましいことでご冥福をお祈りするほかありませんが、このお二人の命は将来、安全な橋がかかり多くの人々がそれを永年使うことのできる他者の時間に代わって使われたのだと信じています。

 
 使命という言葉がありますが、それは何ものにも代えがたい限られた我が命を、何のために使うのか、自分にとって一番意味のある使い方は何なのかを考えるところからスタートします。

 それは決して全身全霊を込めてなどと大げさな話ではなく、日常の仕事や家庭の中にもあるのかもしれません。ただほんの少し、そこに気付いている人、意識している人は命、つまり時間の使い方が変わるのではないかと思うのです。

 シリアで亡くなった後藤健二さんという方の生と死について、様々な記事が書かれています。

 使命感みなぎるジャーナリストであり同時に心優しき男であったという声も多いようです。

 そんな後藤さんの命を無駄にしないためには、怒りや悲しみに目を曇らせず、また手の届かぬところの話ではなく、自分の身に置き換えて、私達が生きる自分自身の命、目の前にある時間の意味をもう一度考えてみるべきだと思うのです。

 厳しい現実にさらされた事件の後なので敢えて厳しいことを言いますが、凶悪なテロリストに囚われなくとも、遅かれ早かれやがて死は誰の上にも舞い降りてきます。

 身代金を積んでこれを免れた人はいません。また猶予の時間もない。

 そんな時になってから、ああ、あの時こうしておけば、などと泣きごとを言うことのないよう、この一生、この一年、ひと月、一週間、一日、一時間、一分、一秒を過ごして行こうではありませんか。

by masami_ws | 2015-02-02 16:19 | 直球勝負!

My New Year‘s Resolution

f0054720_126138.png
今年の最大の目標は

「剣道初段に、俺はなる!」
(ちょっとルフィーみたいな言い方だがw)

 去年の夏、いろいろ勧められて始めた剣道、3回目の稽古で歳下の女性の有段者に稽古をしていただいている最中に右ふくらはぎの肉離れ。90代半ばのヨーダのように小柄な七段のおじいちゃん先生からは小学生と変わらず罵倒され、稽古では小中学生にここぞとばかりひっぱたかれ、こんなカッコ悪いことはないのだが、カッコ悪いことだから敢えてやろうと思っている。

 仕事柄、なまじ「先生」とか「社長」などと呼ばれることに慣れて、叱られる場面、カッコ悪い場面、情けない気持ちになることがない。これはとても悪いことだ。3KMインストラクター養成講座では、それこそ初心者の受講者に辛辣なフィードバックをしている我が身だが、お前はそういう思いをしているか、と問われると誠に心もとない。

 好きなこと、得意なことだけをして「上手いですねえ、流石ですねえ」とお追従を貰っていることの心地よさにどっぷりつかると、人はカッコ悪いことをしなくなる。これはとても危険なことだ。「オッサン、いい歳して初心者かよ、カッコ悪い、よせばいいのに」と冷ややかに笑われるようなことを、敢えてすることに意味があると思っている。

 ということで、時々、進捗状況をここにアップするので読者の諸兄諸姉にはぜひ大いに冷やかしていただきたいと思っている。でもとにかく、もう一度言う。

「剣道初段に、俺はなる!」
by masami_ws | 2015-01-01 00:59 | 直球勝負!

鉄人28号と鉄腕アトムの違い

 思いっ切り古くて申し訳ないが、鉄人28号と鉄腕アトム、いずれも昭和を代表する二つのロボットが決定的に違うことは何か?分かる人がいるだろうか。

 言っておくがサイズ(鉄人は身長20メートル、アトムは135センチ)や馬力(鉄人100万馬力、アトム10万馬力)の話ではない。ヒントは、鉄人28号は理論的に現代の科学を持ってすれば実現可能だが、鉄腕アトムは今のところ、不可能という点にある。

 それは自らの意思をもっているかどうかという一点だ。鉄人28号は、子どものくせに車を運転しピストルを撃ったりもする天才少年探偵金田正太郎が、操縦器と呼ばれるリモコン装置のたった2本のレバーをキコキコと器用に動かして巧みに操る、謂わば操り人形のようなものだ。

 だから、悪人に操縦器を奪われると、たちまち鉄人は悪の強力兵器と化す。また、鉄人には一切の感情がないことは、あの無表情でまばたき一つしない目を見てもわかる。つまり単なるマシーンなのである。この発展型は、ガンダムに代表される、パイロットによって操縦されるモビルスーツだ。

 一方、鉄腕アトムは、と言えば、その様々な能力の中で特筆すべきものに「ものごとや人の善悪を判断できる」ということがある。アトムは時には、怒ったり大泣きしてなんとロボットのくせに(どういう仕組みなのか)涙を流したりもする。意思や思想、感情までもを持っている驚くべきロボットがアトムなのだ。ちなみに、ヒト型とネコ型の違いはあるがドラえもんもこのアトムに近い。

 いきなり現実的な話になるが、組織にも鉄人型とアトム型の二通りの人材がいる。鉄人型というのは、黙々と自分の仕事をこなしていくエキスパートで、組織の縁の下の力持ちと言ってもいい、これはこれで有用な存在だ。ただし、このタイプは自分で判断したり、方向性を決めることはない。与えられた仕事をこなしていくことが彼の全てだ。

 それに対して、アトム型は自分で何をすべきか、自律的に判断して行動する。組織の目的、あり方、方向性などを自分で考え、今何をすべきかを決定できる。もちろんマシーンとしての優秀性、つまり仕事ができるという条件は満たしているが、加えて判断力や環境への対応力、人間としての豊かな思索能力を持っているのだ。

 ここからは個人的な考えだが、新入社員は優秀な鉄人28号、いやこの例えがピンと来なければ優秀なガンダムやザクのように、ひたすら自分に与えられた仕事に徹することが大事だと思う。経験が浅いということは同時に考えも浅いのだから、とにかく上司の指導に従って行動することが一番大切なことだ。

 しかし、これが一人でも部下を持つとか、部門や拠点を任される責任者、ということになってくると要求されるものが変わってくる。やはり、トップの思想や組織の理念を体得しつつ、こんどは自分がどう動くべきかを判断し、時にはあの鉄腕アトムの最終回のように(…って、見ていない人にはさっぱりわからないだろうが)自己犠牲を伴っても頑張って生き方を示すことが必要となるのだ。

 ということで、まことに長い前フリで恐縮だが、ここからはコマーシャル。

世の中の社長の皆さん、会社にいる優秀な鉄人28号やガンダム、ザクなどを、鉄腕アトム、あるいはドラえもんのような自律的な経営スタッフに育てるための初級講座があるのです。東京と大阪で開催中。直近では10月からの東京コースにはまだ空席があるので是非こちらをご覧ください。経営陣による保護者参観が可能なユニークな講座です。
f0054720_17592571.jpg

by masami_ws | 2014-09-05 22:38 | 直球勝負!

「間違いを犯しやすい議論」

f0054720_22195230.jpg
 憲法改正か否か、また集団的自衛権行使に関する憲法解釈云々ということで、随分と世間が騒がしくなっているようです。その具体的な是非について、個人的意見をここで申し上げることは避けたいと思いますが、原発問題と同じように賛成か反対かということが問われるような議論を進めるときに犯しやすい間違いについて三つお話ししたいと思います。

 一つ目の間違いは「スジ論」です。例えば、外国人の作った憲法だから変えるべきだ、いや一度決めたものは何が何でも守り抜くべきだ、というような論法です。外国人が作っても良いものは良いという部分もあるだろうし、逆に一度決めたからといって実情に合わなくなっているものは変える必要がある。スジ目を通すことも大事だが、それを盾に自説を通そうというのはちょっと無理があるということです。

 このスジ論で行くと、過去に過ちを犯した者は永遠に罪悪感を持って謝罪し続けろとか、責任者は誰だとかという、これからの解決や論議とは関係のない話にどんどん行ってしまいます。考えてみると、この「スジを通せ」という主張は良からぬ強請(ゆす)り集(たか)りには必ず出てくる言葉で、全ての理性的で建設的な論議を遮断するマイナスの力を発揮してしまいます。

 二つ目の間違いは「決めつけ」です。過激な憶測が独り歩きして、集団的自衛権行使を容認すると日本は必ず戦争を始める、とか、逆にそれをしなれば必ずどこかの国が日本に攻め入ってくる、などという極端な決めつけが冷静な論議を思考停止の状態にしてしまいます。「必ず」「絶対」などという言葉が、予測の中に登場する場合、その主張はちょっと偏った決めつけの方向に走っていると気付かなければいけません。

 漫画のバカボンに出てくるお巡りさんは異常なお巡りさんで、いつも足をバタバタさせながら拳銃を撃ちまくっています。それを見て、危ないから全てのお巡りさんから拳銃を取り上げろということにしたらどうなるか?日本の学校教育が瀕死の状態なのは「体罰イコール全て暴力イコール絶対悪」だという決めつけで、教師から警察官の拳銃にあたる体罰を取り上げたからです。

 そして三つ目の間違いは「観点の違いに気付かない」です。集団的自衛権を発動した場合、自衛官が死傷することがあるのか、という国会での質問がありました。質問者と答弁者の観点は「個」と「公」という点で全く違っていて見ていて滑稽なくらいでした。このように世の中には、さまざまな観点があり、どの観点を主体にものを考えるかは人によって様々だということです。

 たとえば、あれだけ銃犯罪の多いアメリカでなぜ銃が規制されないのか?日本人から見たら理解不可能なことですが、一般市民が鉄砲を手にすることによって国土を開拓し自由を勝ち取る戦いをしてきたアメリカ人から鉄砲を奪うことは、自由の象徴を奪うという重大な意味があることを知るとこの問題の難しさが分かります。

 ものごとには「個人」「公」「経済」「心」など色々な観点があります。最近では「女性」と「男性」の問題で、相手や周囲の観点を想像できない、つまらぬ野次を飛ばして窮地に追い込まれた例などもありました。これが、国家、民族、宗教などの違いに及んでは、全く観点の違う無数の正義や正論が渦巻いているというのが世界の現状です。一見、どう見ても違うと感じられることも、観点が違うと全て正論となるのです。

 まとめると、過去のしがらみなどスジにとらわれず、憶測による決めつけをせず、様々な観点があることを理解しながら議論を進める、ということが肝心ということになりますが、これが本当に難しい。だからこそ、特に私達の未来にかかわる重要なことなどについては、慎重に、そして粘り強く議論をして欲しいものだと思うのです。
by masami_ws | 2014-07-03 22:20 | 直球勝負!

以前の記事

2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 07月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 10月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 05月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 07月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月

お気に入りブログ

Go for it! ~...
続 敵は我にあり
京都・ぶら~り・お散歩日和

ライフログ

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

社長・経営者
経営・ビジネス

画像一覧