風ニ負ケヌ草トナリ、雨ニ負ケヌ花ヲ咲カセル。私ハソンナ人間デアリタイ。


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カテゴリ:今夜はスローカーブ( 72 )

電車で化粧問題…寛容でありたい歳になりました

 このところ話題の「電車で化粧はマナー違反」という東急の広告の是非について、ネット上でも賛否両論が繰り広げられている。

 賛成派は男性に多いような気がするが、こういう人に限って電車で化粧をするなと言いながら、女はすっぴんで会社に来るな、などと言いそうな気がする。

 一方、反対派は化粧することで何か迷惑をかけているか、と気色ばむ。確かにその通りだが、誰かが不快に感じたらそれはやっぱり迷惑ではないか、とは考えないのだろうか。

 そこで賛成派には想像してほしい。電車の中で化粧している目の前の女性は、育児に追われる働く母親であったり、家で親の介護をしながらアルバイト先に向かう学生かもしれないということを。

 また、反対派にも考えてほしい。世の中には、女性が目の前で化粧をするのを見ると、男性が目の前で鼻くそをほじっているとか、電気カミソリでヒゲをそり始めたというのと同じように不快に感じる人もいるということを。

 とかく寛容さが失われがちなネット社会、匿名性がついつい発言の過激さを助長しがちだが、過去の言動も含めオイラも反省。何事にも寛容でありたい、と願う歳になりました。
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by masami_ws | 2016-10-27 11:05 | 今夜はスローカーブ

いやはや、言葉はむずかしい

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 あるところに書いた原稿に、親しい監修者から内容校の校正が入った。なかなか考えさせられるアドバイスだったので、ちょっと長くなるが皆さんのご意見も頂きたいのでここに書くことにした。

 それは文中に出てくる「美しい妻」という表現をただの「妻」と表記した方が良いのでは、というもの。いやはや、たいして美しくないものを美しいと書いているのがバレて、そんなウソを書いてはいけませんということかと思いきや理由はそうではないらしい。

 FBでも多用しているこの言葉、思ってもみなかったのだが、どうも自慢げに本気で「美しい」と言っているように取る人がいるということなのだ。いやはやいやはや…そうかそうか、そういう人も世の中にはいるのだなあ、たはたはとタメ息をつきつつ反省した。

 日本には、贈り物を「つまらない物ですが」と言う慎ましやかな表現がある。家族なら「愚妻が」「愚息が」とか「豚児」などという言い方もある。「うちの豚児がこの度、東京大学に合格しまして愚妻ともども喜んでおります」などと使う格調高い日本語だ。


 これは欧米人にはとうてい理解できないらしい。彼らはAmazing Giftと言い、My beautiful wifeとかOur lovely sonと平気で言う。なぜ妻をStupid wifeと呼んだり我が子をPiggish boyなどと日本人は言うのかと、しまいには厚切りジェイソン的に怒り出す。

 でも日本人なら皆、知っているだろう。つまらない贈り物はけっしてつまらなくないし、愚妻は良妻賢母だったりするし、東大に入る豚児はいない。いたらそいつは賢児だ。ただの表現上の慣習だが日本語リテラシー(読解力)のない欧米人には理解できないのだ。

 いや、だからと言って「美しい妻」と書くオイラは実は欧米人なのだよ、なんてあるわけない。シャレをいちいち解説するのはつまらないが、あくまでオイラのことを、特にその恐妻家ぶりを知っている人なら分かるシャレだ。ニヤリとしてほしいところなのだ。

 ところが反省させられたのは、世の中には外国人ではなくとも、いろいろな価値観や受け止め方がある、ということだ。特に公共の場に晒すブログや印刷物などは、どんな立場のどんな感覚の人が読むかわからない、というある種の気遣いが必要なのかもしれない。

 ワタミの渡邉美樹さんは、幹部向け社内文書で「36524時間働け!」と言ったことが表に出て苛酷な労働を強いるブラック企業だと非難された。確かに、そんな働き方を実際にしたら死んでしまう。本当にそうしろと言ったのなら非難されて当たり前だ。

しかし弁護するとこの表現は、ワタミ的リテラシーのある幹部ならばその意図するところはくみ取れる言葉だろう。いつも仕事のことはアタマのどこかに忘れずに入れておけよ、と言うほどの意味だ。ただ表に出るといろんな読み方をされるキケンな表現だったのだ。

まったくレベルの違う話を混ぜて申し訳ないが、そうかそうか、オイラが「美しい妻」と書くのもキケンなことで、宮沢りえや仲間由紀恵、はたまたミランダ・カーなんか…ゴメン、個人的願望入ってました…を想像して妬っかむ人もいるということなのか?

ということで、しみじみと反省したオイラはブログでは「美しい妻」と書くのを止めることにした。かと言って「恐ろしい妻」では真実すぎるし、「愚妻」と書けば引っぱたかれそうだし、いやはやいやはや、悩むところ。皆さんのお知恵を拝借したいのである。

 


by masami_ws | 2015-06-04 00:55 | 今夜はスローカーブ

心優しき願掛けオヤジ

 普段は世の中のいろんなことに腹を立てていることも多いオイラだが、あることがあって、なぜか昨日からとても心が優しくなっている。願掛けをしているからだ。でもそんな時は、善いことをしても人に話してはいけないと言うが、たいしたことでもないので、昨日した善いことを書く。

①東銀座から京急に乗ってきた杖をついた不機嫌そうなぢさま。
オイラの隣の席が空いてるのに気付かずよろけながら通り過ぎようとしたので
ぢさまを無理やり引っ張って座らせた。

あまりありがたそうにもしていなかったけど。

②伊丹便の中で、前の席に座ったきょろきょろ洟垂れ小僧。
椅子の間から目を合わせてきたので、いろんな顔をしてやった。
言葉をしゃべる前くらいのきょろきょろ洟垂れ小僧、
最初は困惑して目をそらしたが、何とか笑わそうといろんな顔をしたら、最後に「にっ」と笑った。

勝った!と思った。

③きょろきょろの母親が降りるとき、小柄で上の棚の荷物が降ろせず苦労してた。
なかなか美しい人だったので、そういう時のオイラは働き者だ。
すかさずカッコよく「僕が降ろしますよ」と手伝ってあげた。
ところが、そのあと「あ、そっちの紙袋も」「あ、そのコートも」「あ、そのバッグも」などと、
まるで夫であるかのように遠慮なく使われてしまった。

美人の母は荷物の多い母であった。

④ということで荷物の多い母子から開放され、出口へ通路を歩いているとCAが椅子に立ちあがって何かやっていた。
見るとお婆さんの大きなピギーが棚に引っかかって取れないらしい。
なかなか美しいCAだったので、そういう時のオイラは働き者だ。またか。
すかさずカッコよく「僕が降ろしますよ」と手伝ってあげた。
でもCAよりも持ち主のお婆さんに過剰に「ありがとうごぜえますだ」的感謝をされている間に、
CAのおねえさんは忙しいのかいなくなっていた。

ほへっ!

⑤最後は、夜食事に行った本町の「ぽっぷ」で4月からの東京転勤辞令が今日出た、という若者にたまたま遭遇。
若者をいじるのが大好きなオイラは、どこに引っ越したらいいか、から始まってエラそうに東京生活の心得的なことまでいろいろアドバイスしてやった。
カレーを食べに来ただけなのに、こんなに親切な、あつかましいオジサンの存在に、初対面の彼(フジキくんという)は明らかに困惑していたが、強引にFBの友達にまでなってやった。

わっはっはっ!

 ということで、一日でこんなに善いことをいっぱいして、自分に善いことが起こることを願っているオイラだ。

神様、どうでしょう?えっ?なにっ?だめっ?…んなこと言わないでさあ、神様、お願えしますだ!
これはウチの小僧がきょろきょろ洟垂れ小僧だった頃の写真。昨日の小僧もこれくらいの歳だった。
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by masami_ws | 2015-03-18 00:37 | 今夜はスローカーブ

ゴメンナサイ、日本語を学ぶ世界の大学生に先に謝っておきます!

 ちょっと気恥ずかしいのだが、以下のメールのような事情で、オイラの決して正しくない文章作法で書かれたブログ記事が、なんと正しい日本語を学ぶためのオンライン教科書として、全世界の大学生の目に触れる可能性が出来てしまったあ!

Subject: お礼とご報告

中川 理巳殿

拝啓

 時下ますますご清栄のこととお喜び申し上げます。

 平成25年6月に、アラスカ大学アンカレッジ校における日本語教科書作成プロジェクトの一員として、中川様の「医師 高橋亨平さんの生き方に学ぶ」 (“Winning Shot” (http://mnws.exblog.jp/18591853/)) の転載許可を賜りたくメールをいたしましたカリフォルニア州立大学ロングビーチ校の〇〇〇子と申します。その節は、転載を快諾いただきありがとうございました。ご理解とご協力に改めて厚く御礼申し上げます。

 ご協力のおかげをもちまして、この度教科書が完成し、オンラインで米国の大学のみならず、世界中で日本語を学ぶ大学生の教科書として、希望者に配信する運びになりましたので、お礼方々ご報告申し上げます。このプロジェクトは、2011年3月11日に岩手県陸前高田で津波の犠牲となったアラスカ大学アンカレジ校の卒業生、モントゴメリー・ディクソン(モンティ:当時26歳)の追悼のため、国際交流基金の助成をうけ、アラスカ大学の日本語教師、及び、アメリカの数州の大学の日本語教師の有志によって立ち上がりました。教科書作成にあたっては、「太平洋の架け橋になる」というモンティの夢を少しでも実現すべく、「架け橋」を全体のテーマにし、また、教材選定にあたっては、東日本大震災からの復興をプロジェクトスタッフ一同常に願いつつ、日本の真の文化教育の一助となるように、教師が書きおろしたものではなく、中川様の著作物を含め、すべて日本から発信されている生のものを使わせていただきました。

 この教科書は、世界に広く配信するため、紙の教科書ではなく、アラスカ大学アンカレッジ校のウェブサイトにオンライン教材として掲載されております。アドレスはhttp://hdl.handle.net/11122/4144です。使用許可をいただいた中川様の著作物は教材として、ユニット6の3ページから13ページに掲載されています。ご高覧いただければ幸いに存じます。

 快く転載の許可をいただけましたこと、再度厚く御礼申し上げるとともに、プロジェクトの完成のご報告まで申し上げます。

敬具
                        〇〇〇〇子


 とても丁寧なご依頼だったので、ついその気になってしまったのだが、後で自分の書いたその記事を読み返すと日本語的になんだかなあ、という表現も多く、まったくいやはやいやはやなのである。…って、こういう表現自体、翻訳不能だわなあ…

 それでも教科書になると、なんとなくそれっぽく見えるからオソロしいのだが、後に続く問題をやってみると日本人のオイラでも、というより書いた本人のオイラでもすんごく難しい。だから、万万万が一、著者に直接訊いてみよう、などという輩が問い合わせメールなどくれぬことを祈っている。
by masami_ws | 2014-08-25 23:09 | 今夜はスローカーブ

もだえ苦しむ露天風呂手ぬぐいパパ&ボーイズ事件

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 今朝、とある経営者の会の催しで泊っていた富良野の温泉ホテルでの出来事。早朝の露天風呂に気持良く浸かっていたら、小学校低学年と思しき二人の男の子を連れた優しそうな若い父親が湯に入って来た。



 すると驚いたことに父親が、こっちこっち、などと言いながらあとで入って来た子ども達の身体を、湯船の中で手ぬぐいで軽くこすっているではないか。ごしごしという感じではなく軽く拭う感じではあるものの、温泉の浴槽の中のことだ。



 そして、三人で湯につかっている間も、一人ひとりが持っている手ぬぐいは湯の中に浸けられて、父親は自分の腕などを軽く擦るような仕草を見せていた。相手が大人一人ならすぐに、あなたそれはマナーに反しますよ、やめましょうよ、と注意するのだが、うーむ、これはどうしたものか、オイラは一瞬戸惑ってしまった。



「楽しそうにしている幼い子ども達の前で父親に注意する、というのも子どもから見ると何だかこちらが悪者に見えるような気がするし、かと言って子どもに優しく注意するのも、なんだかなあ…」



 それに、その父親が手ぬぐいの一点を除くと、とても上品でしかも子ども達を大切にしている感じがして「こら、お前達!手ぬぐいを中に入れるなよ!」と上から注意するのも相応しくない相手のように思えたのだ。



 もうそうなると、のんびり湯に浸かってという気分ではなくなって、イラモライラモラと、いろんなことを考えてしまった。まず、こんな手ぬぐいパパ&ボーイズが出来てしまう条件を考えた。



①この手ぬぐいパパは幼い頃、町中の銭湯に入ったことがないのだろうなあ、ということ。つまり、内風呂が家に備わっている程度の経済力の家庭に育ったということ。



②それでいて、手ぬぐいパパの親は休みの日に彼を温泉もしくはスーパー銭湯もしくは 健康ランドのようなところに連れて行く程度の経済力はなかった、ということ。



③つまり、彼の育った家庭の経済力は、銭湯に行かずに済む程度に裕福で、温泉もしくはスーパー銭湯もしくは健康ランドに行くには貧しかった、ということ。



④それで今回、手ぬぐいパパは、自分が小さい時にしてもらえなかった、子どもを温泉に連れて行くということを我が子にはしてやろうと頑張って仕事をし、奮発してこの温泉ににやって来た、ということ。



⑤そして、悲しいかな銭湯や温泉など公衆浴場のマナーを知らないまま育ってきた手ぬぐいパパは、子ども達にもそれを教えることは出来ず、結果として手ぬぐいボーイズが誕生する結果となった、ということ。



 うーむうーむと、半ばノボせそうになりながらそんなことを湯の中で考えた結果、とんでもないことに気付いた。これを誰かが教えないと、また次の世代、また次の世代と手ぬぐいボーイズが増殖し続け、日本の温泉はとんでもないことになる…どこへ行っても浴槽に手ぬぐいを突っ込み、さらには温泉番組の真似をしてバスタオルを巻いて浴槽に入って来るようなヤカラまで現れるのではないか!



 というところまで考えたら、彼らのために言ってやらねば、という結論に達した。楽しい親子の思い出よりも大切なことは存在するのだ。ということで、子ども達が先に出て父親が最後に湯船から出るタイミングで、耳元で囁くように言ってあげた。



「湯船に手ぬぐいを浸けるのはマナー違反ですからお子さん達にも教えてあげてください」



 父親は「あ、すみません、わかりました」と素直に謝ってくれた。その後、子ども達は「パパ、何?どうしたの?」と尋ねていたが、こちらの方が先にその場を立ち去った。


 父親がこの子達にどんな説明をしたのか、それまで聞く必要はないし、聞きたくもなかったからだ。



 ありがたいことに、この出来事があったせいで「良識」ということについて考えさせられた。毎週発行している「今週の朝礼」のヒントになったのでこれはこれで良かった。まあともかく、頑張れ手ぬぐいパパ、良い子育てができることを祈っている。




by masami_ws | 2014-06-23 00:46 | 今夜はスローカーブ

焼鳥屋で男を磨け(10年前の記事再録)

 ひとりの旅先の晩飯は焼鳥屋で、ということが多い。見知らぬ店へ飛び込みで入ることが多いのだが、良い店を見分ける秘訣は「提灯や看板が汚い、店が小さい」そして一歩踏み入れた時に「オヤジが不機嫌」の三拍子揃っていれば間違いない。

 これがポイントその①。こぎれいな店でオヤジ及びオカミなどがヤケにお愛想が良いという場合、たいてい焼鳥もガスなどで焼いていて酒もまずい。

 良い店では大抵の場合、毎日来ているような常連客がカウンターに陣取っていて一見(いちげん)の客が入ってくると一瞬沈黙してジロリと一瞥を送ってくる。まず、ここで尻込みしてはいけない。不必要にキョロキョロしたりオドオドしたりせず堂々と入りカウンターに座るのがポイントその②。
 
 最初に舐められてはいけないのだ。ただし必要以上にツッパったり、都会モンぶったりしてもいけない。あくまで自然体で通す。またその時、座る場所はカウンターの端でも真中でもいけない。オヤジに対し斜め45度くらいに位置するのがベスト。

 注文は迷ったり考えたりしない。これがポイントその③。座るなりネクタイをちょっと緩めながら「酒、熱いの」「酒、冷やで」「生、中で」などと間髪いれず飲み物を注文する。この時、酒やビールの銘柄をいちいち聞くような男はアマチュアだ。プロは最初から入る前にノボリや店の周囲のケースなどで酒やビールのメーカーくらい確認している。だいたい酒の味も判らないような奴に限って銘柄にこだわったりするのだ。

 さらに食い物で迷う男は三文安い。オヤジが「何に焼きやすか」と聞くまで待って間髪を入れずに「皮、塩で、良く焼いて」と答える。これが焼鳥プロの定石、決してアスパラベーコンだのささみの梅シソ巻といったイロモノから入ってはいけない。これらはガキの好みだ。さらに焼鳥屋では最初にあれもこれもと注文するのは下の下。あくまで「他にも何か焼きやすか」と聞かれたら、うーんとかえーととは決して言わずに、最初から決めていた順番ですばやく「豚バラ、塩で」「レバ、タレ」などと答えていく。

 ポイント④は沈黙。周囲の人の話を聞いてるような聞いていないような顔で沈黙を守る。ただし食べ物を食べた瞬間だけ小さく「うまい」とつぶやく。大きすぎてはダメ、媚びていると思われる。やっとオヤジに気付かれる程度の声でひとりごとのように言う。冗談などを言う人がいて皆に受けたときは声を立てずに口元だけで、でも本当に愉快そうに笑う。

 ここまでできれば上出来だ。あとは自然とオヤジや周りの人が君に興味を持って話しかけてくる。それでも言葉は少なめに相手に8:2の割合で話させるのがコツ。そして絶対に自分の仕事や会社、素性を話してはいけない、といのが最後のポイント⑤。会社や肩書きや仕事という看板をはずして裸の自分で勝負するのが焼鳥屋の世界だ。

 何の勝負かわからないが以上のことを守って焼鳥屋に入ると1500円くらいの予算で1時間は楽しめるぞ。焼鳥屋こそ男を磨きなが晩飯を食う場所なのだ。
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by masami_ws | 2013-03-03 08:20 | 今夜はスローカーブ

いやはやいやはや、恐縮いたします。

 6年ほど前、我が人生における最初の師であるピアノの立野了子先生について書いた記事に立野先生ご自身からコメントをいただいた。

 いやはやそこには「理巳ちゃん」と書かれていた。うーむ、今はこんなおっさんになってしまったが、いたしかたあるまい。でも50年前は間違いなくオイラは、「理巳ちゃん」そのものだったのだ。

 美しい先生がベルカントで「まさみちゃん」と話しかる横顔を見上げたことを思い出す。なんだかせつなくて甘い子どもの頃の思い出だ。

 弟のオイラがとっくにピアノをやめてからも、姉が出る発表会には必ず行っていたが、最後にいつもロングドレスを着て登場する立野先生はなんだかとても眩しく見えた。

 確かスペイン民謡の「追憶」を歌われた時があって、子どもながらに物悲いメロディーと美しい歌声に打たれた記憶もある。その姿は目を閉じると今も舞台に浮かび上がり歌声は耳の底に聞こえてくる。

「追憶」(作詞:古関吉雄) 
星影やさしく またたくみ空
仰ぎてさまよい 木陰を行けば
葉裏のそよぎは 思い出さそいて
澄みゆく心に しのばるる昔
ああなつかし その日

さざ波かそけく ささやく岸べ
涼風うれしく さまよい行けば
砕くる月かげ 思い出さそいて
澄みゆく心に しのばるる昔
ああなつかし その日


下の写真は「まさみちゃん」と呼ばれていたころのオイラ。姉と洋裁学校の「モデル」をやった時の写真だ!
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by masami_ws | 2012-03-22 20:05 | 今夜はスローカーブ

こんまり的捨てる人生VSなかまさ的捨てられない人生

 若いころから見どころのある男として、今に大きくなると思っていたら本当に大きくなった(…ただし体が…ざっと0.1トンは軽く超えている)大見Tモヤス氏にブログサボんなよと言ったら、さっそく良いことを書いていた。曰く、「捨てないと入ってこない」。うーむ、なるほど。

 キミもボクも、まずはお腹の周りのものを捨てないとねTモヤスくん、などと一人ツッコミ入れてましたが、ちょっとその「捨てる」ということについて書きたい。というのも、最近、日本人は捨てすぎてないか?ということだ。

 この間、テレビに「こんまり」とかいう小さくて可愛い女の子が出ていて、何をする人かと思いきや、人の家へ行って片付けをする名人なんだとか。けっこうづけづけと「こんな服、これから絶対着ないですよね」などと言ってどんどん捨てさせる。(きっと、この人O型だと思う。知ってる人はいるだろうか)

 このやり方を見ていると、つまり片付けとは捨てることなのだと納得させられる。過去に執着するから捨てられないと言われればその通りだ。合理的に考えれば、もう一生着ないだろうと思われる服、例えばオイラやTモヤスくんが若かりしころ来ていたスマートなY体のスーツなど、これからどう頑張ってみても着れるようになる見込みは97.8%くらいない。

 そんな物を後生大事に取っておいて、どうすんだねTモヤスくん!今に痩せるからと言って、特大サイズ専門店に行ってる場合か、キミいっ!なんて言いながらオイラも捨てられない服や本、鞄などが5トンくらいある。いやはや参ったのう。

 ついでに言えば、さっき冷蔵庫に11月に買ってとっくに賞味期限切れのタラコを発見。これだって焼いて「焼きタラコ」にすれば食える、と捨てられない。桃屋の「ごはんですよ」とか「鮭フレーク」の入ってたビンを捨てられず、綺麗に洗って取ってある。宅急便の段ボールもちゃんと取ってある。枯れてしまった植木の鉢だけは、何か植えるかもしれないと取ってある。絶対外へは締めて出られない、冗談で買った猫の柄のネクタイも捨てられない。

 そう、オイラはこんまりとは正反対の「捨てられない人生」。こまったもんだ。

 でも、ちょっと待て。利用価値の無くなった物は何でも捨てられるドライな人生ってどんなものか。こんまりさんが片付けたという部屋を見て、なんだがモデルハウス的無機質感を感じるのはオイラだけだろうか。

 子どもの頃、一体何に使うつもりだったのかよくわからないが、母がデパートの包み紙などを丁寧に畳んで茶箪笥の引き出しにしまっていたのを思い出す。無駄が多く、不合理であることは承知だが、家が散らかってもオイラは思い出や未練を捨てられない人生を選ぶ。こんまりさんはその辺のことをどうお考えなのだろうか。
 
by masami_ws | 2011-12-28 01:25 | 今夜はスローカーブ

カウボーイを外で

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 胃にやさしいカウボーイ(バーボンのミルク割り)を作って外で飲む。

昨夜は旭川で、最高に気持ちのいい男たちと飲み歩いていたせいで、つい飲み過ぎたからだ。

風はすっかり秋風となり、空気が澄んでいる分、夜景がシャープだ。

今週は、いろいろいいことがあった。そんなことを思い出しながら金曜の夜を過ごしている。
by masami_ws | 2011-10-07 23:07 | 今夜はスローカーブ

こな雪の散る真夜中に聞く天の聲

「こな雪の散る 真夜中に聞く 天の聲」

 これは、今は亡き讃岐の我が師、大鹿務先生の作品。以前、写真で紹介したこともあるが、書家でもあった氏の揮毫をご夫人からいただき大切に所蔵している。

 実は、今ここ、東京の隅田川に面した下町も猛烈な雪に見舞われている。実に静かで、まさにこんな夜は、天の聲に耳を傾けるのにぴったりかもしれない。

 写真は、吹き抜けになっているパティオに積もる雪を縦にパノラマで繋げて撮影。明日の朝が楽しみだ。
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by masami_ws | 2011-02-14 23:32 | 今夜はスローカーブ

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