風ニ負ケヌ草トナリ、雨ニ負ケヌ花ヲ咲カセル。私ハソンナ人間デアリタイ。


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走れ!経営者!

 昨日、今日と大阪で3KMインストラクター養成講座とBIB経営幹部育成講座のダブルヘッダー。そこに、二人の経営者がオブザーバーとして参加してくれた。二日間連続で参加してくれたのは、言わずと知れた大阪ガスサービスショップの雄、今年エネファーム普及で日本一を目指す株式会社トムコの土谷幸三社長。
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 こんなカッコいい47歳はなかなかいない。七月にオーストラリアのGold Coastで、フルマラソン4時間切りの目標を達成した。そしてもう一人は香川の中橋産業株式会社から来てくれた中橋孝彦社長。
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 なんとこの中橋社長もランナーで、100㎞のウルトラマラソンを11時間台で走るツワモノ!
とにかく最近デキる経営者はなぜか皆よく走っている。そしてこうした経営者たちは、この二人のように実際の日常も東へ西へとよく走り回っている。
 会社の発展は経営者の移動距離に比例する。世の経営者よ、アナグマのように社長室に籠っている経営者ではダメだ。走れ!未来へ!

# by masami_ws | 2015-10-07 21:13 | 直球勝負!

一冊の手帳が人生を変える…高級本革製3KM手帳

 最強の夢実現ツール、3KM手帳に高級本革製が登場!
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色はこの2色、裏表紙内側には持ち主の名前が打刻される。
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太めの3色ボールペンも入るペンホルダーや、表紙裏のポケットなども充実。
生産には手間かかかるので、申し込みはお早めにブレイド・イン・ブラストまでメールで!

# by masami_ws | 2015-10-02 19:15 | ジャイロ・ボール!!

蓋棺事定…棺を蓋いて事、定まれり

 今日大阪で開かれた株式会社シンドウ工業創業者、佐藤元昭相談役を偲ぶ会に列席させていただいた。スーパーカブ1台、身ひとつから50年、今日のシンドウ工業を作り上げてこられた佐藤相談役は、関西大学応援団OBとしての厳(いか)つい風貌の下に限りなく優しい心を秘めた方だった。
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 「ウチの3KMは個人、家庭、会社じゃなくて金力、権力、暴力や」などと悪者ぶっていたが、実は偽悪者。照れがそんな風に言わせていたのだろう。趣味も多彩で、なんと46歳から始めて六段にまでなった剣道では、大阪本社と小豆島研修所に本格的な剣道場まで作ってしまった。
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 実はオイラが剣道を始めたのはこの姿を見たからだ。剣道を始めたと言ったら手を叩くように喜んでくださり、今年初段を取った時にいち早くお祝いを届けてくれた。そのほかにもドラムやキーボードなどの楽器演奏、60歳を過ぎて始められたスキューバダイビングなど、その好奇心と探究心は少年のままだった。
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 海に面した小豆島の研修所で、社員に食べさせるのだと、ナマコや小魚を獲って海から上がってきた姿は今も目に焼き付いている。夜の世界でも武勇伝は尽きず、新地では知らない人がいない存在だったようだ。なにせ男も惚れる男。男を見抜く目に長けた夜の世界の女性たちにも抜群にモテた。
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 そんな人を偲ぶ会は、とても華やかでまったく湿っぽさのないものだった。本人が大好きだった「涙をふいて」や「時間よ止まれ」などがジャズっぽくアレンジされて生演奏される中、仕事関係者、剣道関係者、ロータリークラブ関係者、艶やかな女性たちなど、故人の人生の幅の広さを象徴するような多くの人々が飲み語らう素晴らしい宴であった。

# by masami_ws | 2015-09-30 22:55 | 鎮魂の辞

教育費比率が成長の決め手…経営の質は金遣いに現れる




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 これは実話だが、某一部上場住宅会社の数年前の決算を見て驚いた。経常利益が40億円台のときに、ある費用になんとその1.5倍以上の70億円近い金額を投入していた事実だ。

 それは、広告宣伝費だ。確かにテレビCMの多い会社だけのことはある。割安さを売り物にしている会社だが、この会社で2000万円の家を建てると、そのうち100万円は某人気タレントを起用したCM料に払わされていることになる。

 しかし、さらに驚かされるのは、この会社のその年の研究開発費がなんとわずか7400万円。IRに出ている数字だが、これをどう見るかのコメントは避ける。ただ、経営者の考え方は、企業理念に書かれていることよりもお金の使い方に雄弁に現れるということだ。

 個人が自己啓発のために、何かの勉強や読書、趣味、運動などに使うべき適正な時間と費用は、全体の5%以上(10%以内)と言われている。1日の時間なら最低1時間、収入が月30万の人は1万5千円は自己啓発のために投資しなさいということだ。

 実は同じように、企業における社員教育についても成長の条件となる数値が存在する。一般的には、人材教育費として総人件費の2.5%以上を投資することが成長力を維持する条件とされている。ただし地域や業界で頭角を現し成長している企業の場合、この数字は軒並み5%を越え、中には10に達している。

 売上や利益に直接すぐに反映する広告宣伝費としてタレントに高いギャラを支払うか、会社の未来を担う人財創りや研究開発費に投資するか、経営の分かれ道はこんなところに現れる。長期的な企業の命運はまさにここにかかっているのである。

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# by masami_ws | 2015-09-24 01:24 | 直球勝負!

応用問題を解けるかが幹部の条件だ

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小学生4年生の算数の問題、あなたは何秒で答えを出せるだろう。応用問題に慣れた子どもは3秒で即答するという。これを解くのに使うのは足し算引き算と簡単な割り算のみ。

 ところが、計算問題は良くできるのに文章で書かれた応用問題になると、とたんに出来なくなる子どもも多いらしい。

 なぜだろう。一つは、文章の読み取りが出来ないという壁がある。大袈裟に言えば、問題の本質は何か、また問題解決の糸口はこの文章のどこに隠されているのかが読み取れない。子どもの学力のベースが国語力にあると言われる所以(ゆえん)だ。

 もう一つの壁は解決法の多様性だ。答えは一つでもプロセスは様々に考えられるので、かえって混乱するのだ。この問題では、式は
①(48-4-24)÷2+24 もしくは
②(48+24+4)÷2-4 などが考えられる。
 それぞれ①は僕の年齢から、②は母の年齢から父の年齢を割り出す方法だが、どちらも正解。応用問題と単なる計算問題との違いはここにある。

 さて、仕事で現実に起こる問題は、複雑な応用問題ばかりだ。幹部の仕事は、計算問題のような決められたオペレーションをこなす仕事ではなく、これらの応用問題を解決することにある。

 だからこそ、本質を見抜く読解力と一つではない正解から最善のものを見つける解決力が、幹部に必要な基本的能力なのである。

これを身につけたいなら来たれ!

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# by masami_ws | 2015-09-17 12:47 | 直球勝負!

極私的ニューヨークレポート⑪…ディラン・ローレンてナニモノだ!

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 NYの街角の風物詩と言えば、デパートやショップのウィンドウ・ディスプレイ。クリスマスシーズンなどは、人形や仕掛けが動くムーヴィング・ディスプレイも多く、それを見る人たちの行列が出来ているほどだ。

 そのウィンドウ・ディスプレイの仕事から身を起こした有名デザイナーが、ポロのマークで有名なご存知ラルフ・ローレン氏。マジソン街アッパーイーストの本店を見れば、日本のどこか…例えば表参道のラルフの店もまったく同じコンセプトで作られていることがわかる。

 さすがは「店作り」の仕事からスタートしたデザイナーだけのことはあると感心する。ところが、その娘の店作りがこれまたすごい。当初は、単に親の財産で遊び半分に始めたと思われたキャンディーショップ「ディランズ・キャンディーバー」が凄いことになってるのだ。
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 2001年10月という、アメリカ全土が悲しみに暮れていたあの秋に、まだ22歳だった彼女がオープンしたこの店。話題性だけで終わるのかと思われたらしいが、今や大人気。世界に進出しようという勢いだ。
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 甘いものにはからっきし縁のないオイラだが、ブルーミング・デイルズのそばにある本店に入ってみて、カラフルな色の洪水と甘い香りにすっかり魅了されてしまった。
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 ただこのディラン・ローレン、この店を単なるキャンディー屋で終わらせるつもりはないらしい。この店をマーケティングの材料としてさまざまな角度で利用していく算段らしい。他企業との提携も活発で、サンリオと組んでキティちゃんをアメリカに売り出したりもしている。
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 考えてみれば、今キャンディー屋の顧客である子供たちの10年20年先は強力な購買力を持つ大人に成長しているはず。その辺りまで読んでこの商売を始めたとしたら、ディスプレイ屋ラルフの娘、キャンディー屋ディラン、なかなかの慧(けい)眼と言えるかもしれない。

# by masami_ws | 2015-09-07 23:59 | ニューヨーク・ニューヨーク

極私的ニューヨークレポート⑩ 「ワンワールドトレードセンター…絶望の空、希望の空」

 この夏のニューヨーク行での最大のハイライトは、昨年末近くにオープンしたワンワールドトレードセンター(WTC1)に上ったことだ。元来、観光客の多い場所は敬遠してきたオイラとしては異例のことだが、これが結論から言うと行ってみてとても良かった。

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周囲にはまだ建築中のビルが。手前のナナメの物体は意味不明のモニュメントの一部。

 実は2001年までその地に存在していた旧WTCのツインタワーには上ったことがなかった。サウスタワーの地下にあった「めんちゃんこ亭」というラーメン店が当時のニューヨークとしてはなかなか美味しかったのだが、どうも上に上るという気は起きなかった。

 そして起こったあの晴天の朝の出来事。半年後に訪れたときは、街中に大小の星条旗が掲げられ、松井目当てで行ったヤンキースタジアムでは7回に、お決まりの「私を野球に連れてって」の代わりに脱帽の上「God BlessAmerica」を観客が涙ながらに歌っていた。

 その夜、対岸のリバーカフェのカウンターに座ってイーストリバー越しに二本のタワーが無くなった夜景を見ていたら、年配のバーテンダーがグラスの前に小さな額と灯の点った蝋燭をそっと置いてくれた。見ると在りし日のツインタワーの絵葉書、思わず涙が出た。

 以来、ニューヨークを訪れるたびにグランド・ゼロの変遷を目の当たりにしてきた。変わらないのはすぐ向かいの角で逞しく営業を続けているディスカウントショップのセンチュリー21とセントポール教会、それ以外の多くのものが行くたびに変わって行った。

 そして、ついに完成し昨年から一般公開されたのが、計画当初は「フリーダムタワー(自由の塔)」と言われたワンワールドトレードセンター、通称WTC1だ。実はグランドゼロに建設されている6棟のビルWTC1からWTC6までの内の一番目のビルを意味するらしい。

 はっきり言って、遠景近景含め外観に特別な特徴は感じられない。ただの直方体ながら二本が半歩ずれたような角度で立っていた旧WTCのツインタワーは、北棟にだけ立っていた電波塔もアクセントになりランドマークとしてのそれなりの風景美があったと思う。

それに比べると、ちょっと凝った造形ではあっても、男性的なエンパイアや貴婦人のようなクライスラービルに比べると無機質で、しかもマンハッタンで最高と言うものの、下町に立つ東京スカイツリーほど、圧倒的な高さでもないこのビルに新味はない。

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ここが展望階のエントランス。インターネット予約ならまったく並ばないで入れる。

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行った日の前日、入場者が50万人を突破したらしい!ちょうどになれず残念!

しかし、それはあくまで外観の話。ここから先は、これから行ってみようという人のために詳細は書かないでおくが、このWTC1の魅力は外から見たのでは判らない。ニューヨークへ行ったら絶対ここへ、と勧める場所が一つ増えたことは間違いない。

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これはエレベーターの中。決して展望エレベーターではなく、箱の中全面がモニターなのだ!

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開放感があり、入場制限で人が多すぎないところが素晴らしい。


 とにかくエレベーターに乗った瞬間からそれは始まる。そして展望階の解放感や「空の中にいる」感は、東京タワーやスカイツリーの比ではない。それは単に高さだけの話ではなく、演出力の違いとでも言うべきか。とにかく百聞は一見に如かずなのである。

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モニターを使った凝った展示も見もの

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ハドソン川を挟みニュージャージー側

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アップタウンを望む北側

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イーストリバーとブルックリンブリッジ

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南側の真下、手前中央に見える(半分切れている)四角い黒い穴のような部分がノースタワーの跡。左斜め上がサウスタワー跡

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下に降りてみると、四方から水が流れる鎮魂のモニュメントになっていた

ちょうどその日。吸い込まれそうな展望階の空は晴れ渡って、北はキャッツキルの山々、西はニュージャージー、南はスタテン島、東はロングアイランドと全て見渡せた。その瞬間ふと、あの日ニュースステーションで見た映像がよみがえって来た。


燃え上がる北棟、そしてその実況中に南棟に突入する旅客機、ビルから落下する人影、そして崩壊。あの晴天の9月の朝、5万人が働くWTCで、人々が見ていた空はどんなものだったのか。崩落するビルから見た絶望の空はそれでもやはり青かったのだろうか。

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周囲にはすべての犠牲者の名前が打ち抜かれている。所々には遺族の方が手向けたのか献花が。

14年の月日が流れ、同じ空の下に世界中から多くの観光客が訪れていた。目を輝かせて窓の外を見る子どもらの横顔を見ながら、これがこの子らにとって永久(とわ)に希望の空でありますように、そう祈らずにはいられない場所であった。


# by masami_ws | 2015-09-05 00:37 | ニューヨーク・ニューヨーク

極私的ニューヨークレポート⑨「英語出来ない人のどーするニューヨーク?その2」

 オイラ、実は小心者です。…っていきなりナンだが、ソーホー辺りの小洒落たショップなどに入って行くと、いきなり“Hihello!”などと、等身大バービー人形のような店員さんがにっこり微笑んで挨拶してくれる。日本の店の「いらっしゃいませ」という丁寧さとは違うフレンドリーな対応がアメリカ流。しかしダイアン・レイン似の等身大バービー人形ににっこり微笑んでもらったことのないオイラはどぎまぎするばかり。
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 そこで内心考えていることは、もう何も話しかけないでほしい、ほっといてくれ!だ。なぜなら、早口で何か話し掛けられてもアハアハと薄ら笑いを浮かべているしかないからだ。受験勉強の英語ではかなり複雑な文章を読んだりしたはずなのだが、何か気の利いた返答をしようとしても、思い出せるセンテンスはなぜか中学2年くらいまでのシンプルなものばかり。せいぜい頑張って比較級ナントカカントカthanナントカカントカくらいだ。

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まさかそのバービー人形みたいでダイアン・レインみたいな女性に、ここで教科書の英語のような「ワタシのナマエはマサミです」「キョウはいいテンキです」「アナタはとてもセがタカイ」「ワタシはアナタよりもセがヒクイ」なんてたどたどしい発音で話したら、はっきり言ってバカだと思われる。だから、話し掛けられることにとても恐怖感を感じてしまうのだ。

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私と、我が美しい妻が違うのはここなのだ。何せこの人の目的は一つしかない。店員にどう思われようと、自分の欲しい物を手に入れたい、という一心で思いつく単語を並べて真剣に迫る。多少文法がおかしかろうが、日本語がかなり交じっていようが、その真剣さは相手にも伝わるらしく、やがて寸法通りの靴が出てきたり、思った通りの色やデザインの洋服がバックヤードから運ばれて来たりするのだ。

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しかも彼女のヒヤリング能力…特にショッピングにおける…はとても高い。真剣に自分の欲しい物を手に入れたい一心で集中しているから、やはり色々な単語が聞き取れ、また相手の言わんとするニュアンスが理解できるのだろう。その点、オイラは次に何を話そうか、とアタマの中で中学の英語のテストにあった英作文を、間違いのないように考えているので、さっぱり相手の言うことが聞き取れない。

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でも、今回だけはちょっと違う体験をした。某大手レンタカー会社のフロントでインターネット予約したはずの「ネバーロスト」(取り外し型のカーナビ)が無いと言われたのだ。歌手の森久美子を外国人にしたようなお姉さんが、取り付くシマもなく「とにかくネバーロストは今日はない」「どうしてもカーナビが必要ならクルマをグレードアップすれば、備え付けのカーナビが付いてるぞ」と。

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うーむ、さては営業所の売上か自分の成績を上げたいのか?実はアメリカのレンタカー会社ではグレードアップを勧められることは過去にもよくあった。しかし、カーナビはやはり無いとつらいし時間もなかったので、仕方なく一日50$以上もの差額を払って武骨で決してカッコ良いとは言えないキャディラックのSUVにグレードアップすることにした。その時の「森久美子」の、してやったりとばかりにニッコリ微笑む顔の憎らしいこと!

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そこで帰国前、リターンの時に、ふとこのままクルマを返すのは悔しいと思い、咄嗟に適当な言葉で嫌味を言ってやろうという気になった。もう正しい英語かどうかなんて関係ない!ということで「オールリザベイション、コントラクト、イズノット トゥルー!エヴリシング イズノット トゥルー!」と言ってやった。外国人が日本で言うとしたら「ヨヤク、ケイヤク、ミナ、ホントジャナ~イ!ゼンブ ホントジャナ~イ!」だ。

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ところが、この言葉のどこかが森久美子と、そばで聞いていた「燃えよ!カンフー」(古すぎて誰もわからんか!)のデビッド・キャラダインに似た店長らしき男を反応させたようだった。まずキャラダインが「お前、ちょっと待て」と言うとあちこちに電話をかけ始めた。そしてついには、どこかの国の日本語とフランス語が出来る人間を探し出し、さらにフランス語と英語が出来る人間を探し出してグループ通話のようにつないでくれた。さすがは世界中に展開するハーツレンタカーだ!

そうやって日本語から通訳を二人介しての交渉を続けること20分。さらにキャラダインは、本部らしきところ

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に早口でまくしたてるような電話を何本かかけていた。そして最後に森久美子が、あなたのクルマのレンタル料は最初に予約した通りの金額で計算することにした、ということを言ったのだ。その瞬間、思わず驚くオイラに彼女はウィンクして見せた。プライドが許さないことには、アメリカ人は頑張るのだな、とあらためて思った。

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店を出るとき、これも正しい英語かわからないが思わず出た「サンキュウ フォー ユア エフォート」(アナタガタノドリョクニカンシャデ~ス)というオイラの言葉に、キャラダインは嬉しそうに「いいんだいいんだ当然のことをしたんだよ、俺たちは」みたいなことを早口で言いながら手を振っていた。

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ビジネスや長期間の生活には、やはりベルリッツみたいな正当派で正しい英会話をしっかり勉強することが大切なのは当たり前のことだ。ただ、人間同士のコミュニケーションを成功させるのは、英語力という手段ではなく、その目的が明確にあることが重要だし、カッコつけず物怖じしない度胸のほうが大事なのだ。チャイナタウンには英語の出来ない中華系ニューヨーカーがたくさんいる。外国語など恐れることはない!それが結論なのである。


# by masami_ws | 2015-08-22 00:11 | ニューヨーク・ニューヨーク

極私的ニューヨークレポート⑧「英語出来ない人のどーするニューヨーク?その1」

 ニューヨークに限らずツアーなどを使わずに外国に出掛けるには、言葉が心配という人がいる。かく言うオイラも、英文はそこそこわかっても英会話となると自信がない、ましてや“May I help you? ” がどう聞いても「メルピュ?」としか聞こえない早口のニューヨーカーとどう会話したらいいのか、初めの頃はずいぶん神経を使った。

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 ニューヨークに通い始めた初期の頃、グランドハイアットのチェックアウト時に、部屋はどうだったかとエディー・マーフィーのようなフロントマンに聞かれて、咄嗟に“I’m satisfied. ”といったら、となりのデンゼル・ワシントンみたいな同僚と目を見合わせて、何度もsatisfyという言葉を交えて大笑いされた。もちろんエディー・マーフィーのような笑い方で!

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 「良かったよ」とか「素晴らしい」と言えばいいところを「世は満足じゃ」みたいな言い方をしたこと、それとスラングではちょっと卑猥な意味にも取れる言葉を真面目な顔した日本人が使ったことが可笑しかったらしい。エディー・マーフィー笑いは、玄関のドアが閉まるまでロビーに響き渡っていた。

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 これも初めてニューヨークへ行った時のこと、あるホテルのバーでバーテンダーに“Where is the lavatory ?”と尋ねたら、ニヤッとされて「お前はhorseopera(西部劇)みたいな奴だな」というようなことを早口で言われた。どうもlavatoryという言葉が年寄りくさいらしい。日本語ならトイレと言わずに「便所はどこですか?」と聞くと微妙に古臭く感じるのと一緒で、現代的な口語表現はlavatoryではなくrestroomとかbathroommen’sroomだと初めて知った。

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 実は、学生時代に習った英語は、会話では殆ど役に立たない。時には、アタマで考えることが邪魔をしてかえって話せなくなる。だいたい日本人だって「私はジャックです」「あなたはベティです」「彼の名前はトムです」なんてロボットみたいな会話はまずしていない。日本の教科書の英語は、もともとの会話がおかしいのだ。「これはペンですか?」「はい、それはペンです」って、ええい、いちいち訊かなくたって見りゃわかるだろうが!

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「今、何時ですか?」も日本人はまず言わないだろう。「今、何時か教えていただけますか?」「何時かわかりますか?」が自然だ。それから「あなたの名前は何ですか?」って初対面の人に普通言うか?「私は中川と言いますが、失礼ですが…」と言えば相手が名乗ってくれるのが普通だろ。“What time is it now?”“What is your name?”なんて文法的に正しくても、あまり使われない言い方なのだ。

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口語ではなく文語中心の日本の英語教育が正しいかどうかは別として、こと会話という一点に絞れば、その弊害が「文法を知っていても話せない」日本人を作っている。その点、我が「ファンファーレの鳴る」美しい妻は、サックス5thアベニューだろうがブルーミング・デイルズだろうが、独特の言語でどんな買い物でも実に堂々とやってのける。ちなみにそれはパリのラファイエットでも同じだ。ということは、彼女が駆使するのは英語でもフランス語でもないらしい。

 その秘密は、次の回に明らかになる!


# by masami_ws | 2015-08-17 00:35 | ニューヨーク・ニューヨーク

極私的ニューヨークレポート⑦「オラオラそこのけ根性勝負!ニューヨーク運転事情」


 最初にお断りしておくが、観光目的でニューヨークへ行きマンハッタンの中だけ見て歩く、ということであればレンタカーはお勧めしない。中心部の街中はどう見てもクルマよりも徒歩のほうが早いし駐車にも苦労するので、履きなれたスニーカーを持っていく方が得策だ。

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今回Hertsで調達したののは醜いけど押し出しの良いキャディラック。しかも幸運にもNYナンバー。以前たまたまなぜかオレゴンナンバーのインパラで煽られまくった経験があるので、地元ナンバーには助かった。



 また、ニューヨークでは運転技術以上にタフな根性が必要だ。タフさの要求度は東京、大阪の比ではない。パリ市内も、狭い、標識や信号が見にくい、へんな右折ルールなどでけっこう大変だが、ニューヨーク市内の運転は、道も広く、信号も見やすく、ルールも判り易い…が、ひたすらタフな根性が要求される。

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 というのも、とにかくマナーがないのがマナーというか、合流地点で交互に譲り合う東京の運転マナーがアマチュアレスリングの試合だとすると、ニューヨークの路上は何でもありの金網デスマッチ状態。人もクルマも自転車も、オラオラそこのけ根性勝負なのだ。だから人との競り合いを好まない心優しい人はやはり運転しない方が無難かもしれない。



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自分で運転していたらこの状況では写真を撮る余裕はなかった(笑)

 この写真はタクシーに乗っていて、両側から割り込みをかけられているところ。このあと、右のクルマが勝った。とにかく隙を見せると素早くアタマを突っ込んで幅寄せ、信号が青に変わる、もしくは前が空いた時点で1秒でもボヤボヤしてると、3台後ろからクラクションを食らうという世界だ。



 中でもタクシーや商用車の運転は「荒い」の一言。タクシードライバーは「昨日移民して来ました」的な人が多く、表示されている運転者名が普通の英語読みでは読めない…例えばPriehng priehngさん?え?プリンプリンさん?…出身国不明の人も多い。彼らは1日単位でタクシー会社からクルマを借りてチップのみを生活の糧にしているそうだ。

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ランプの4ケタの番号が点灯しているタクシーはOnDuty、つまり空車なのでどこでどう急停車するか判らないので要注意だ。

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ニューヨークでは、イエローキャブの次に台数が多いように感じるNYPD。お巡りさんの割に運転が荒い!


 以前アフリカ系アメリカ人とおぼしきドライバーに、EmpireStateBuildingと言っても通じない。どんなに発音良く、ゆっくりと明確に発音しても判らないという経験をした。仕方なく34th Street 5th Avenue…日本風に言うと534丁目…と言ったらクルマを動かした。どうもまだ数字でしか判らない程度の地理力なのだ。


 

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馬車はもちろん観光用、このほかに三輪自転車は縦横無尽に走り回りキケン極まりない。


 そんな連中から「オラオラぶつかれるもんならぶつかってみろや」的びかびか黒光り系巨大SUV(たいていはシボレーサバーバンかキャディラックエスカレード)、誰が乗ってるのか不必要に長いリムジン、ノロノロの馬車、絶対近寄りたくない落書きだらけのトラック、はては無法の自転車野郎から命知らずの歩行者まで、一方通行でも6車線もある道を右へ左へ思うがままに車線変更するから楽しくてしょうがない。いや、そういうのが楽しくてしょうがない人はニューヨーク市内をドライブすればいいのだ。

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こんなトラック、日本で走ってたら、絶対近付きたくない(笑)!

 ただし、マンハッタンを出てロングアイランドやニュージャージーなど郊外、州外へ行きたい人は、クルマはマストアイテムだ。やはりでっかいアメリカのごわんごわんと道の悪いハイウェイを走るには、タイヤ径がでっかくてトルクの太いV8エンジンのクルマをドコドコと低速回転で転がして行くのがベスト。

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ニューヨークではフェラーリやランボルギーニを見かける率は東京よりはるかに低い。道が悪すぎるせいか? 
写真はオランダトンネルからマンハッタンに入る渋滞で見つけた珍しい2by2のフェラーリ。やはり見慣れぬフロリダナンバーだった。
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郊外をV8で走るとアメリカが満喫できるはず!

 それと現実的なことだが、駐車違反は日本の緑の服を着た取り締まり要員よりも厳しく狡猾に切符を切られるので要注意。パーキングメーターの発券機は日本のカードが使えない場合があり、オイラもまごまごしているうちに意地の悪い駐車違反専門の係員(どうもポリスではない)に問答無用という感じで有無を言わさず切符を切られ35$請求された。


 それと、マンハッタンは一方通行が多いのである意味運転が楽なのだが、たまにある交互通行の道に右左折で出る時に左車線に出てしまいヒヤッとしたことが、過去に何度かある。日本から行って運転に慣れてきた3~4日目に多いような気がするので、初めてニューヨークを運転する人は十分注意していただきたい。



# by masami_ws | 2015-08-10 01:20 | ニューヨーク・ニューヨーク

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