風ニ負ケヌ草トナリ、雨ニ負ケヌ花ヲ咲カセル。私ハソンナ人間デアリタイ。


by masami_ws

プロフィールを見る
画像一覧

極私的ニューヨークレポート⑥「またまたやっぱり買い物はジャーズィーに限るっぺ!」


 以前、ニュージャージーのバーゲンタウンについて書いた記事は、なぜかオイラのこのブログで過去一番閲覧されているようだ。その中でも書いたことだが、ニューヨークに行って買い物をするならマンハッタンの中だけでするのは実にもったいないということ。

 まずは、観光コースになっているアウトレットモール「ウッドベリー・コモン」がある。ただし、距離的には東京から御殿場のアウトレットに行くくらいの感覚があり、移動に時間がかかり過ぎるのと、今は客層が圧倒的に中国人主体となっていて、今回もここは千葉の酒々井のアウトレットかと錯覚するほどだった。

f0054720_21595978.jpg

現在は、こんな具合であちこちリニューアルされて工事個所が多く閉店中の店も多い中、ただ一店かつて日本人がコーチに並んだように、トリイ・バーチだけが入れ替え制の入店制限をしていた。並んでるのは見事に中国の方ばかり。どうもあの金ぴかで丸い、見ようによっては中華風にも見えるマークは、かの国の人々にはとりわけお気に入りなのだろうか。

それはともかく、それよりももっと手近、ポートオーソリティーのバスターミナルからハドソン川を渡って30分で着く対岸のニュージャージー、パラマス地域には観光客は殆ど訪れていないと思われる素晴らしいショッピングモールがある。今回は、特にもっとも巨大な「ガーデン・ステイト・プラザ」に行ってみた。

f0054720_22014045.jpg

ウェストフィールド社というオースラリアの不動産業者が世界各国に展開している形態らしいが、とにかくその規模と言ったら日本のららぽーとや三井のアウトレットなどの比ではない。子どもの頃、ナマでジャイアント馬場を見て人生観が変わったのと同じ衝撃を…って解りづらい表現でスマぬが…受けた。

f0054720_22014976.jpg

とにかく、到着してなだらかな起伏のある駐車場の広大さにあきれる。これでも、休日には満杯になるというから、普段ジャージーと言って田舎扱いしているくせに、いかにたくさんのニューヨーカーが安い消費税率を求めてニュージャージーに押し掛けているかがわかろうというものだ。とにかく端っこに駐車したら建物の入口まで10分くらいは歩きそうだ。

f0054720_22032674.jpg
f0054720_22032975.jpg
見よ! このスケール!

f0054720_22021523.jpg
f0054720_22030658.jpg
これはアメリカ版「王様のアイデア」ブルックストーン
f0054720_22024571.jpg
セレブな女性御用達、ビクトリアズ・シークレット
f0054720_22043767.jpg
館内には電気自動車テスラの販売店も!


別棟には家電量販のベストバイ、そしてメインの建物群には、まずフルサイズのノードストロームがどおんと鎮座する。ちなみにマンハッタンにはユニオンスクエアにノードストローム・ラックというアウトレット店はあるが、正規店はない。おそらくここが、マンハッタンから一番近い店だろう。

f0054720_22021844.jpg
f0054720_22031445.jpg
ユニクロもちゃんとある!

さらに同規模のニーマン・マーカス、ロード&テイラー、そしてメイシーズとくれば、これはもうアメリカの代表的高級デパートのそろい踏みといった感がある。庶民派にはちゃんとJCペニーもあるから安心だ。そしてそれ以外を埋め尽くす専門店の数々。とにかく一カ所でこれだけの店を見られる場所はなかなかない。

f0054720_22044263.jpg
ニーマンマーカス

f0054720_22034629.jpg

f0054720_22034197.jpg
f0054720_22033808.jpg

 ロード&テイラーはノードストロームを意識してか、店長の顔写真いりポスターまで作って、やたら顧客満足を強調していた!

f0054720_22023867.jpg

アメリカン・イーグルはここでは珍しいアウトレット店だった。
f0054720_22051941.jpg
f0054720_22050620.jpg
これは全部コンバースです!
f0054720_22045911.jpg

イギリスからきたスーパードライストア 極度乾燥(しなさい) 相変わらず意味不明の日本語Tシャツなどを売っている。

f0054720_22045113.jpg

ここのトリイバーチは閑散としていました!

f0054720_22052790.jpg

なんとCAPだけの専門店リッズ

また超大型のシネコンAMCも併設、ハワイのアラモアナSCにあるような巨大フードコートなど、至れり尽くせりだ。

f0054720_22064417.jpg
f0054720_22061236.jpg

そして便利なのは、ここを見た後、クルマで5分ほどのバーゲンタウンに移動すれば、今度はノードストローム・ラックを始め、さっき見たばかりのショップのアウトレット店で買い物が出来るということだ。ガーデン・ステイトの正規店で見た後、買い物はバーゲンタウンでという手も打てるのだ。




f0054720_22082074.jpg


こちらはバーゲンタウン

やはり、移動はバスよりもレンタカーが便利。ジョージ・ワシントン・ブリッジを渡ればすぐなので、マンハッタンの中での移動のほうが時間がかかるくらいだが、ウッドベリーよりは遥かに近く、良い買い物ができるはずだ。百聞は一見に如かず、是非お勧めしたいニュージャージーなのである。


# by masami_ws | 2015-08-05 22:37 | ニューヨーク・ニューヨーク

極私的ニューヨークレポート⑤「NYのスーパーマーケット事情」

 外食すると、庶民的な店でも結構な金額になってしまうニューヨーク。一週間以上滞在するなら、大衆的なホテルで出来れば簡易キッチンと電子レンジつきの部屋をお勧めする。(ついでにいうと、コインランドリーが建物内にあることも結構重要だ)

 ということで、食料はスーパーなどで調達することになるが、マンハッタンの中心部にはウェグマンズのような大型店は出店していない。小型の食品スーパーしかない。大きくてもコロンバスサークルのタイムワーナーセンター地下など何カ所かにあるホールフーズマーケットくらいだろう。

 オーガニック系の代表格としてすっかり市民権を得たホールフーズ。ここのレジが面白いのは、並んでいるレーンを色分けした画面に、お前は今、何番のレジへ行け!という番号が示されるというシステム。日本のスーパーのように、どのレジが一番早いかを客が虎視眈々と選ぶという必要がない。写真は、緑の列の客は14番レジに行くようにと表示された瞬間。

f0054720_15194824.jpg

 また老舗ではブロードウェイ80丁目のゼイバーズが有名。アッパーウェストのアイコン的存在で、映画「ユー・ガッタ・メール」で現金用とカード用のレジを間違えて並んだメグ・ライアンをトム・ハンクスが助けるシーンが印象的な総菜屋的スーパーだ。
f0054720_15214077.jpg

 大量のチーズ、オリーブ、スモークフードなどが圧巻の一階から階段で二階に上がると、いわゆる昔でいう「金物屋」になっており、特にここのキッチン用品は庶民的だが何でも揃う。売り場の主のようなおばちゃんに聞くと何でもあって、素早く商品のところまで案内してくれるのも凄い。写真が映画になった問題のレジだ。

f0054720_15225262.jpg

 そのゼイバーズからちょっとブロードウェイを下がった並びの72丁目には西海岸から来たオーガニック系グルメスーパー、トレジョことトレイダー・ジョーズが出店している。ユニオンスクエアやチェルシーにも進出している人気店。ディーン&デルーカは高級すぎてとてもスーパーとは言えないが、ここの雰囲気はちゃんとスーパーだ。写真は今回、訪れたロングアイランドの郊外店。店内は撮影できなかった

f0054720_15245435.jpg

トレジョのエコバッグもかつてのディーン&デルーカ同様ファッション・アイテム化しているらしい。紙袋だって何だかおしゃれに見える。そして何といっても商品はその殆どがトレジョ・オリジナルというところが凄い。ちなみにこれは今回の買い物。

f0054720_15335554.jpg
f0054720_15254271.jpg
f0054720_15335993.jpg


 これこそスーパーと言えるかは疑問だが、今回はマジソン・スクエアのイータリーで初めて食事をしてみた。

f0054720_15363134.jpg
f0054720_15365242.jpg
f0054720_15363923.jpg
f0054720_15361291.jpg
f0054720_15362162.jpg
f0054720_15361803.jpg
f0054720_15370848.jpg

 大型のイタリアン総合食材店+イートイン方式レストラン・カフェというべき店で、雑然としているが楽しい専門店だ。なんとスパゲティはシンプルなチーズのみ!


f0054720_15420039.jpg

 そして今回の新発見がここ。イースト・ヴィレッジのニューヨーク大学本部の建物に入っていたニューヨーカーズ・フードマーケットというベタなネーミングの店。

f0054720_15413150.jpg
 何に驚いたかというと、まずニューヨークでは見かけないものがあったからだ。それは自動ドア!どこへ行っても、もの凄く重いドアを手で押しあけて、締める時には後ろから来る人に配慮しなければならない押し開き式や回転式のドアしか見たことがないニューヨークで、初めて自動ドアを見た。店内の様子も整然として、どこか日本のスーパーを思わせる。
f0054720_15415402.jpg
 ちなみに瓶に入れて売られているのは色々な品種の米。品揃えにこだわりを感じる。
f0054720_15415034.jpg

 そのほか定宿に近くいつも一番お世話になる率が高いのが、8番街49丁目(野村證券のビルの向かい)にあるフード・エンポリアム。ちょこっとホテルで食べたいものを走って買いに行くには便利だが、街中なので割高なのは覚悟しなければならない。

f0054720_15452223.jpg

 最後にこれもスーパーではないが、NYに行ったら一度は足を運ぶ懐かしい場所。グランドセントラルステーション地下のフードマーケット。ここの鮮魚と香辛料とオリーブとチーズとスイーツと、それはもう何が何だか分からない匂いが入り混じった空気が大好きだ。

f0054720_15480928.jpg

 日本には清潔だが無機質な店が多い中、新しい物と古い物が雑然と入り混じったニューヨークのスーパーマーケット、そこからはこの街に棲む人々の息遣いが伝わって来るようだ。


# by masami_ws | 2015-08-01 15:55 | ニューヨーク・ニューヨーク

極私的ニューヨークレポート④「アメリカの建設事情…神は細部に宿っているか?」

 ドイツに生まれナチスに追われてアメリカに亡命、その後シカゴを中心にアメリカの建築に大きな足跡と影響を遺したミース・ファン・デル・ローエの名言「神は細部に宿る」は建築を学ぶ人ならずとも知る人の多い言葉だろう。


 そのアメリカの建築をもっともシンボライズした形で見ることが出来るのがニューヨーク、とりわけマンハッタンの摩天楼の数々だ。なにせ1931年というから昭和6年に、102階建てのエンパイアステートビルディングを工期わずか16ヶ月で完成させた伝統は今も受け継がれている。

f0054720_13451321.jpg


 エンパイアの工事では、グランドキャニオン辺りの断崖絶壁を根城とするインディアン(おっと間違えた「ネイティヴ・アメリカン」と言わないといけないのだった)の、まったく高所を恐れない種族が有能な作業員として多数働いていたということだ。

f0054720_13420920.jpg

 そんなアメリカ流のとび職を駆使して、110万人工(にんく)の仕事を16ヶ月で完成させたアメリカ流の建設を一言で言えばどうなるか。それは「確かに神は細部に宿るかも知れんが、とりあえずはそんなことよりどおーんと思い切って行ってみよう」となる。…ってぜんぜん一言じゃないけど!

f0054720_13425819.jpg

 安全管理など、たいへんな訴訟社会でありながらそれでいいのか?と首を傾げたくなることが多々ある。アメリカでは作業者が保護帽(ヘルメット)を被っていないケースは良く見る。そして被っていても顎紐をしている作業者を見たことがない。
f0054720_13395748.jpg

 合わせて、日本では工事に付きもののガードマンの姿を見たことがない。そして、様々な養生(危険部位をカバーしたりすること)が大変に雑だ。それらの点では、世界の先進国を自負するアメリカも、中国と大差はない。



 地震がないという自信…って駄洒落じゃないが…からか、全体に足場や仮囲いなどの仮設が簡素だったり、日本ならぜったい頑丈なタワークレーンを使うところで、信じられないような華奢な構造の資材運搬エレベーターが信じ難いスピードで上下していたりする。

f0054720_13424753.jpg

 日本なら役所の許可を取るだけでたいへんな手続きが必要なものも、この国では自己の責任において、ということで許されている。良く言えば鷹揚で大胆、悪く言えば大雑把な建設に対するスタンスが、この国の摩天楼の成長スピードに寄与している部分が大きいのである。


# by masami_ws | 2015-07-25 13:54 | ニューヨーク・ニューヨーク

極私的ニューヨークレポート③「ホンモノのアメ車を見に行く」


 今回は、古き良き時代のアメ車達を見に、わざわざロングアイランドの片田舎まで、M・ストリープが「恋に落ちて」でR・デニーロと恋に落ちた通勤電車を横目に見ながらレンタカーを走らせた。行く先はなんとバビロン!という名の町。

f0054720_21372706.jpg

 こんな町に、マディソンやレキシントンなどマンハッタンの通りと同じ名の通りがあるのは、日本の田舎町に銀座通りや新宿通りがあるのと一緒だ。そして同じ発想で名付けられたのが「ハリウッドモータース」。なんでここにハリウッド?しかもマリリン・モンローをあしらった名刺がいよいよ怪しい。

f0054720_21322262.jpg


 でもここにあるものは、全て本物だった。いやはや、個人的趣味でコーフンして申し訳ない。しかも個人的趣味でニューヨークとカンケーない写真ばかりアップして興味のない人には申し訳ない、と先に謝っておく。

f0054720_21383587.jpg

 70年前に終わったあの戦争の時代、日本の農村から戦場へ送られた若者たちの多くは、自動車を見ることも稀なら、実際に運転したこともなく、ましてやエンジンの原理や構造を理解している者は整備兵としての訓練を受けた者以外にはいなかった。

f0054720_20535740.jpg

 ところがアメリカ兵のほうは、逆にほとんどの兵士がクルマの運転ができて、しかも当時のクルマは故障が多かったせいもあり、整備の経験者も多くガソリンエンジンの性質もよく理解していたという。

f0054720_20541609.jpg

 あの戦争は物量の差で負けたとよく言われるが、単純化されたそんな話に騙されてはいけない。悔しいが、思想や精神はともかく、日本人は「物量」ではなく「機械文明」の差で負けたのだ。それがもっとも象徴されたのがクルマの世界だ。

f0054720_21334855.jpg

 特に戦争が終わってからの三十年間程の間は、アメリカのクルマ文化は爛熟期を迎えた。そして生まれたのが名車の数々。現在の「アメ車」が、妙にヨーロッパの影響を受けて、つまらないものになってしまっているのに対し、当時のアメ車はマリリン・モンローのような存在感を放っている。

f0054720_21290435.jpg

 当時の貧しい日本人はそれを戦後の日本車のデザインにミニチュア化し憧れつづけた。しかし、アメリカ人の良い意味でのおバカさ加減丸出しだが、とても魅惑的な女優がスクリーンから消えたように、ムダにグラマーで生活感のないアメ車は今はない。

f0054720_21242498.jpg

 写真はここに会った車の中では一番の「新車」。
シボレー・エルカミーノ1987年モデル。
「ボディーガード」
でケビン・コスナーが乗っていたアレだ。


# by masami_ws | 2015-07-23 21:04 | ニューヨーク・ニューヨーク

極私的ニューヨークレポート②「ラーメン1杯でHow Much?」

 いきなりの食べ物ネタだが、8Av.46St.RowHotel3月にオープンしたフードコート「City kitchen」に行ってきた。狙いは、このところNYではすっかり人気の定着したラーメン、それも名店一風堂の流れを汲む「黒帯」という店が出店しているということで行ってみたのだ。


f0054720_10311707.jpg


 150席という触れ込みの割にはそう座席が無いので、ラーメンのような立ち食いの難しいものを食べるには先に席をキープをしておくのが無難。店内にはハンバーガー、ステーキ、ロブスター、ドーナツ、スイーツなど色々なブースが出ているが、中でも異色はラーメン「黒帯」。



 日本では夏休みが始まったばかりなので、NY全体にも日本人が少ない中で、意外にも日本人ばかりか東洋系の客は殆どいない中、ラーメン店の客足はと見ると、並ぶとか混雑とは言い難いが、まずまずの回転状態だった。

メニューは豚骨スープの「白」12$、クラシック?(焦がしニンニク風味)「黒」13$、味玉トッピング2$、チャーシュートッピング7$。注文時、アフロアメリカンのお兄さんが一瞬日本語を話すものの、実はフェイク!細かい注文は英語でしなくてはならない。

結局「黒」一つに味玉乗せ、ボトルウォーター2$をつけて17$、それに税金が乗って18.50$。しかも注文時にカウンターで支払い時にやたら愛想のいいさっきのお兄さんから、食べてもいないのにサービス(チップ)の記入を要求されるので、気の弱い日本人としては18%くらい乗せて22$。ええっ?ラーメン一杯が2600円以上?うーむ×300回なのだ。

f0054720_10351935.jpg

さて、肝心の味は?という前に、丼が問題。まるで図形を描くように目の前で蓋に「黒」と漢字を描くのもご愛敬。手っ取り早く言うと、厚紙に発泡プラスチックをコーティングした、最近の日本のカップラーメンで多いちょっと大きめの容器のようなアレだ。レンゲもぺらぺらのプラスチック。うーむ、この金額でいかに美味くてもこの容器はないだろ、と思うのはしかし日本人だけだ。

f0054720_10361694.jpg

食べて立ち去るスタイルのフードコートで、日本のように立派な丼や皿、金属製のスプーンやフォークを出したら、世界のスタンダードではどうなるか。おそらく、料理を出した端から、全ての容器を持ち去られて店の営業は繁盛すればするほど立ち行かなくなる。フードコートで本物の丼を使えという感覚は笑い殺されるほど甘いのだ。



さて、ということで食べたラーメンの味は…こればかりは好みの問題なのでノーコメントとさせてもらうが、10年ほど前までニューヨークで食べることが出来たビーフコンソメ的味付けのアメリカ流ラーメンとは全く違う本物のラーメンであることだけは保証する。ただし、この金額を出してでも食べるかは、価値観の問題だろう。

ちなみに筋向いの人気ハンバーガー店SHAKE SHACKは、相変わらずの行列。開店当時に入ったことがあるが、日本に出たらどう見てもモスバーガーの強敵とは到底言い難いあの程度の味にこれだけ並ぶアメリカ人の味覚からすると、何が当たるかは話題性や立地のほうが重要なのかもしれない。

f0054720_10301074.jpg

最後に、前にも書いた至言

「ニューヨークには食べ物は三つしかない、不味くて安いもの、美味くて高いもの、不味くて高いもの」(c津波「Forza」オーナーシェフ)

はたして、このラーメンはどこに入るのだろうか。コメントは避ける。


# by masami_ws | 2015-07-21 10:49 | ニューヨーク・ニューヨーク

極私的ニューヨーク・レポート①「経営に情状酌量はない!FAOシュワルツ閉店」

 NY旅行の最大の課題は、それでなくとも時差対策の厳しい地球東周りの、しかもほぼ時差が半日(夏時間で13時間)ある時差ぼけをどうするか。これはとにかく①行きのヒコーキで睡眠導入剤を飲んでさっさと寝る②到着した当日は、とにかく夜になるまで寝ない、の二点しか方法はないのだが、オイラの場合①は全くダメ。まったくクスリが効かない。だから、着いたらとにかくホテルを出てマンハッタンを歩き回ることにしている。

 ということで、今回はリンカーンセンター駅のそば、ブロードウェイの66丁目に出来たセンチュリー21に行ってみた。うーむ、グランドゼロのそばにある本店と比べるとぜんぜん小さく、あのイメージで行くとがっかりするレベル。

遅い昼食を、飛び込みで入った「フランチェスコ・ピザテリア」で。あまりきれいとは言えない店だが、パスタを食べたがなかなかのレベル。日本でも、汚いラーメン屋が美味しかったりするアレだ。壁を見るとずらりと有名人の写真が。実は有名店なのか?

f0054720_22310979.jpg

ここから10ブロック南へ下ってセントラルパークを横目に見ながら東に5番街へ移動。お目当ては大人でも楽しい老舗のおもちゃ屋FAOシュワルツ。やっと近付いて、入口の辺りを見ると何やらいつもと雰囲気が違う。そうだ、赤いひさしに金色でF・A・O・Schwarzと書かれていた文字が無い。門番の赤い服の兵隊さんもいない。だいたい人もいないし、ウィンドウの向こうに見えた店内は暗く何も見えない。

なんとFAOシュワルツ、3日前の715日に閉店していたのだ!

f0054720_22324691.jpg

 近寄って黒いカーテン状のものの間から覗くと店内はすでに片付けられてしまっている。映画「Big」でトム・ハンクスが踊って演奏したあの巨大鍵盤や、ジェリービーンズ詰め放題のコーナー、デカデカぬいぐるみも、何もかも!もう今はない。訊けば、となりのアップルがここに入って来るらしい。

 1862FrederickAugustOttoSwarz氏がブロードウェイで創業、1986年にこの五番街の中心に旗艦店を出店、2000年に40店以上展開していたが、2002年チャプター11(日本の会社更生法)適用、2009年トイザらスにより買収、そして今回たった一店残っていた五番街のこの店を閉店することになった。

 世界中の旅行者が訪れ、クリスマスシーズンの混雑ぶりは季節の風物詩として必ず取り上げられてきたこの店の閉店を惜しむ声は多かったようだが、なにせ月賃料が10年前の4.5倍、坪当り1600万と言われる場所で、いかに老舗の人気店とは言え経営の維持は難しかったようだ。

 経営に情状酌量はない。人気も、伝統も、思い出も、人々に夢を与え続けてきたことも、経営の厳しさの前には無力だということを思い知らされた夏のNY、第一日目だった。


# by masami_ws | 2015-07-19 22:35 | ニューヨーク・ニューヨーク

新聞にも載った犯罪被害に遭いました!

f0054720_22134613.jpg
 IP電話機の乗っ取りという事件が世間を騒がせているのをご存知だろうか。なんと、ウチ(会社事務所と自宅)の電話も被害に遭った。被害額は、ざっと60万。手口は、何者かがIP電話のIDとパスワードを使って、アフリカのシエラレオネ(たしかそんな名前の山脈があったなあ)とかいう場所に一回32秒の電話を連続して数千回も繰り返して発信するというもの。昔のダイヤルQ2のような課金システムがあるらしいのだ。

 笑ってしまうのが、国内で被害に遭ったのはある一社のベンダーが売ったある一機種の電話機だけらしい。それをたまたま、ほんとうにたまたま、ウチで使っていたのだから運が悪い。そんな運の悪い会社が全国で80社くらい、被害は大きいところは数百万単位らしいので総額は相当なものになるはずだ。ウチにもNTTから60万の請求が来てビックリ!

よほど、脆弱なシステムの電話機だったらしく最初被害がわかり始めた時点で、ベンダー側で社内で対抗措置を取ったのだが全くダメで、ついには被害者に直接連絡して「お客様からNTTに海外発信を止める手続きをしてください」と泣きついてきた。ところが、NTTも依頼を受けてもすぐに止められない。結局、そうこうする間にも被害は増え続け、NTTは国際通話停止の依頼を受けてからの被害は請求しない方針を今日打ち出した。

クルマが盗まれたらクルマ泥棒が悪い。でも簡単に鍵が開けられてしまうクルマを作って売った側の責任はどうか。しかもいろんなクルマがたくさん盗まれているわけではなくて、たった一車種だけが狙い撃ちにされている。これは、作って売った側に相当責任があると思うがいかがなものだろう。しまいには、NTTに見張ってもらいなさい、というようなことしかできない販売元には失望するしかない。

この会社のしてきた問題は、ここに書かれている。http://news.mynavi.jp/articles/2015/06/24/sip/

このベンダーは、ウチの電話には瑕疵がないので被害には責任は無いと主張するのだが、瑕疵がないなら、なぜ今も海外通話をNTTに頼んで止めておかなければいけないのか、また責任は無いので賠償はしないけど無償で電話機を交換します、というのもおかしい。瑕疵がない電話機ならなぜ交換の必要があるのか、理解に苦しむ。一応店頭公開企業らしいが、真摯に問題に向かい合う姿勢がなく逃げてばかりの誠意の欠片もない会社だ。

また、今日になってやっと「国際通話停止の依頼があってからの不正通話については請求しない」という方針を打ち出したNTTにしても、犯罪に使われた通話料だとわかっていても頑として請求する大企業の体質はどうなのか。だいたい、利用者の自己責任とは言っても、こんな異常な発信の仕方が数十回もあれば何らかのアラームが働くような防止措置はなかったのか。

アマゾンなどは、ネットショッピングで本人の過去の傾向と違う買い物をすると、わざわざ本人が本当に買ったものか確認の電話が入る。カード番号などの不正使用の疑いを察知するシステムが働いているからだ。どんな使われ方をしようが、NTTは儲かるのだから、ちょっとおかしいなあという電話の使い方でも静観している、という方向で仕組みができているのだろうか。いやはやいやはや。

ともかく、例のベンダーが犯罪の証拠である通話のログを故意かどうか不明だがすべて消去してしまったせいで、警察の見解は正式な被害届を受け取れない、ということだ。普段は余程のことに参らないオイラだが、これにはほとほと参った。皆さんの周りにも同様の被害に遭った人がいたら是非教えてほしい。せめて、情報交換をして対抗措置を考えたいと思っている。


# by masami_ws | 2015-07-07 22:20 | ビーンボール163㎞

本当の人の美しさは 行ないの中にある

f0054720_23303550.jpg


 日本橋の丸善書店の前にクルマを停めていると、すぐ後ろに真っ白なメルセデス
CSLシューティング・ブレークがハザードを点滅させ停車した。助手席の男性が降りて、買い物だろうか丸善に入って行った。

「世界一美しいワゴン」と呼ばれるその高級車の運転席には、いかにもこの手の車に似合いそうなセレブな雰囲気を漂わせた美しい女性…岩下志麻を70歳くらい若くしたようなって、うーむ判りにくい喩えで済まぬ…が座っていた。

 と、その時、その女性が何かするのが、バックミラー越しに見えた。ああ、小さな紙を広げて、ああ、口に当てて、ああ、噛んでいたガムを出して、ああ、丸めて…ポイ。おおお、おいっ、ちょっと待って、ポイ?窓の外に?ポイかよ?

 その瞬間、岩下志麻を70歳くらい若くしたようなその女性の顔がすっぴんの岩下志麻のように見えた。…岩下志麻さん、及び岩下志麻さんのファンの皆さん、ご本人が読んでいるとは思えませんが、読んでいたら御免なさい。あくまでも比喩の世界のハナシですから。

 それはさておき、やがてクルマの窓をコツンと叩いて初夏の風の中を妻が帰ってきた。彼女も丸善で買い物をしていたのだ。先週から放射線治療を始めた妻はちょっと痩せたかな、という印象だがオイラの視界に彼女が表われると心の中にファンファーレが鳴る。

 顔かたちは美しくても醜い女性の姿を見てしまった後に、助手席の妻を見ると美しいと思った。でも「美しい妻」と書くと、またイロイロ言われそうなので「ファンファーレが鳴る妻」とこれからは書くことにする。彼女が登場するときに心の中にファンファーレが鳴るからだ。

 人間の本当の美しさは、顔かたちにあるのではない。行ないの中にある。

 その後「ファンファーレが鳴る妻」は、クルマの中でおしゃべりを始めた。ときおり攻撃的な突撃ラッパになることもあるが、セカンドスクールで子どものいない時間を二人でどう過ごそうか、と考えるとヘンデルの「水上の音楽」冒頭のファンファーレが再び心に鳴り始めるのであった。いやはやいやはや、照れるのう…


# by masami_ws | 2015-06-30 23:36 | 閑話休題

バーチャル博学、リアル未体験ほど恥ずかしいものはない

 さる一部上場企業の新卒新入社員に研修の合間に話しかけられた。

「これからのダイレクト・マーケティングのテーマは、従来のダイレクト・セールスにありがちな属人性を排除し、いかにシステマティックに展開できるかですよね」

最近トミにおぢぢ化しているオイラのノー味噌は、意味を理解するのに25秒くらいかかった。その上で、最近トミにすぐキレる傾向にあるが、同時に最近トミに肉体が弱体化しているオイラとしては、やさしーくやさしーく考えた。

(ああ、コヤツは新卒だが実年齢満43歳くらいで、実は苦労人。25年以上も企業人として生活しながらやっと卒業した苦学生なのだ。だから、こんなエラそーなことを言うのか)

…って、んなわきゃねーだろっ!坊や、まずその属人性というやつをたっぷり体験してからモノ言いな!

どうも、最近トミにこういうヤカラが多い。バーチャルな世界、理屈の世界でものを知り過ぎて、現実には何も体験していない精神的童貞野郎だ…って、オイラも実は去年まであることでは同じだった。

そう、剣道だ。人のやるのを見ては、あーでもない、こーでもない、なんだかんだハナかんだ、と論評しまくっていた。それがこの歳になって、いざ自分でやってみたらどうか。

まず、道具一式を持ち歩くことの重さを知らなかった自分がいた。面を付けたらこんなに息苦しいのかも、よくわかった。そんなことも知らなかったとは、なんと恥ずかしいことか。

バーチャル博学、リアル未体験のくせにわかったようなことを言うのは、実はとても恥ずかしいことなのだ。最近トミに思うことなのである。ということで、オイラも女性の話などはエラそーに話すのはやめにしよう、と決意する午前2時なのであった。

f0054720_01412495.png
 どーでもいいが、最近トミに昭和軽薄体(©椎名誠)に回帰して文章が意味不明化している。同じ言葉を繰り返すようになるとボケの始まりと言うが大丈夫か?いやはやいやはや。



# by masami_ws | 2015-06-22 01:45 | 笑い殺し魔球

本当の自慢、本当の謙遜


f0054720_00391854.jpg
 何が悪いのかよくわからんが「悪いけど」という言い方をする人がいる。課長一人部下二人という良くあるユニットで新幹線の
3列席に座ったサラリーマントリオ。真ん中の課長がさかんに「悪いけど」を連発する。思わず、後ろで聞き耳を立ててしまう。

「あのさあ、悪いけどオレ、料理は上手いから」

「悪いけどワインならオレ、ソムリエ級だから」

「ほんとさあ、悪いけどオレその柿の種にはうるさいから」



 うーむ、思わず「悪いけど、どーでもいいことにいちいち悪いけど言うな!」とツッコミたくなるウザワラシさだ。この課長、ふた言目には「悪いけど」を連発。柿の種に詳しいことがそんなに悪いことだとは、オイラは思わないのだが。

 この「悪いけど」の前には「自慢して」という言葉が省略されているようだ。しまいには「はっきり言って、悪いけどオレ、ウチの会社の問題、サカタ部長よりわかってっから」だと。いいのかよ、そこまで言って。サカタ部長聞いたらオッコるぞお!

 

 でも、この「悪いけど」を言う人に共通するのは、悪いことを言っている意識は全くないということだ。どおだどおだ的自慢話がずらずらと後に続く。かく言うオイラも、実は、昔から「悪いけど」と言ってきたクチだ。悪いけど、反省しているぞ、オイラは!

 似てるのに「自慢じゃないけど」もある。その昔、郡山にあったメイビーというスナックで、ママが「アタシさあ、自慢じゃないけどさあ、ひょーじゅんごだからさあ、とーきょーのひとじゃねーのって言われるんだわあ」とベタベタの福島弁で言っていたのを思い出す。(ゴメン福島の人、他意はありません!)

「自慢じゃないけど」と言っておいて、これもよく聞くとその後は実は必ず自慢が始まる。最近、オイラもそれに気付き「自慢じゃないですが」と言わずに必ず「これは自慢ですが」と言うようにしている。

「悪いけど」「自慢じゃないけど」の代わりに、「自慢させていただきますが」と言う方が爽やかに響くこともある。本当の謙虚、本当の自慢、これはなかなか難しい問題なのかもしれない。


# by masami_ws | 2015-06-10 00:46 | 笑い殺し魔球

以前の記事

2016年 11月
2016年 10月
2016年 09月
2016年 07月
2015年 11月
2015年 10月
2015年 09月
2015年 08月
2015年 07月
2015年 06月
2015年 05月
2015年 04月
2015年 03月
2015年 02月
2015年 01月
2014年 09月
2014年 08月
2014年 07月
2014年 06月
2014年 04月
2014年 03月
2014年 02月
2014年 01月
2013年 03月
2013年 02月
2013年 01月
2012年 10月
2012年 08月
2012年 07月
2012年 05月
2012年 03月
2012年 02月
2012年 01月
2011年 12月
2011年 11月
2011年 10月
2011年 09月
2011年 07月
2011年 05月
2011年 04月
2011年 03月
2011年 02月
2011年 01月
2010年 12月
2010年 11月
2010年 10月
2010年 09月
2010年 08月
2010年 07月
2010年 06月
2010年 05月
2010年 04月
2010年 03月
2010年 02月
2010年 01月
2009年 12月
2009年 11月
2009年 10月
2009年 09月
2009年 08月
2009年 07月
2009年 06月
2009年 05月
2009年 04月
2009年 03月
2009年 02月
2009年 01月
2008年 12月
2008年 11月
2008年 10月
2008年 09月
2008年 08月
2008年 07月
2008年 06月
2008年 05月
2008年 04月
2008年 03月
2008年 02月
2008年 01月
2007年 12月
2007年 11月
2007年 10月
2007年 09月
2007年 08月
2007年 07月
2007年 06月
2007年 05月
2007年 04月
2007年 03月
2007年 02月
2007年 01月
2006年 12月
2006年 11月
2006年 10月
2006年 09月
2006年 08月
2006年 07月
2006年 06月
2006年 05月
2006年 04月
2006年 03月
2006年 02月
2006年 01月

お気に入りブログ

Go for it! ~...
続 敵は我にあり
京都・ぶら~り・お散歩日和

ライフログ

検索

その他のジャンル

ファン

記事ランキング

ブログジャンル

社長・経営者
経営・ビジネス

画像一覧