風ニ負ケヌ草トナリ、雨ニ負ケヌ花ヲ咲カセル。私ハソンナ人間デアリタイ。


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使命とは…命を紡ぐこと

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 毎週、日曜の深夜、というか月曜の早朝に発信している「今週の朝礼」。3KM経営塾会員向け限定のものですが、今回は多くの方に投げかけたいと思いここに公開いたします。会員の皆さま、悪しからず。

今週の朝礼「使命とは」2015.2.2.

 唐突ですが「8,760」「86,400」という数字が何か、即座にわかる人はいるでしょうか?では単位をつけて「8,760時間」「86,400秒」と言ったら…もうぴんときた人がいるかもしれません。

 そう、それぞれ1年間が何時間かと1日が何秒かを表した数字です。こうして計算してみると意外と少ない感じがしませんか。仮に人生100年としても日数で計算すれば36,525日しかありません。日本のサラリーマンの月平均お小遣いの数字とほぼ同じです。

 昨今も、人の命について考えさせられる出来事が起こっていますが、人の命というものは言いかえるとその人の生きている時間です。 

 だから「時は金なり」ではなくて、本当は「時は命なり」なのです。ですから「命がもっとも尊い」と言うならば、すなわちそれは「時はもっとも尊い」と言いかえることもできます。長い短いの個人差はあっても、一人ひとりの人間が持っている最も尊い宝物は時間だと言えるかもしれません。

 また、私達の世界のあらゆる仕事は、突きつめていくと必ず時間に行きあたります。

 娯楽やサービス業ならもちろんですが、例えば建設業は建物ではなくそれを使う人の安全で快適な時間を作っています。食べ物に関する仕事は食べている幸せな時間を、販売業はその商品のある豊かな時間と買い物をする楽しい時間も合わせて売っていたりします。

 お金を媒体にはしていますが、最後はプライスレスな「時間」という価値に変換されるのです。

 そして、人はそうして互いに受け取った時間を使って、さらに時間を再生産して行きます。命を使ってさらなる命を作るということです。

 親は自分の命を子育てに使い、我が子の将来の幸せな時間を作る努力をします。先生は生徒に、先輩は後輩に、上司は部下に、セールスマンはお客様に、自分の命を使って相手のよりよい時間を生みだす努力をします。

 また、そういう命の使い方をすること自体が、その人の時間の価値を高めています。

 ときには、まさにそれが命懸けという場面も出てきます。

 31日に、新しい橋を架ける工事に関わっていた浜松市職員2名が崩落の危険がある斜面の調査中に古いつり橋と共に川に転落して亡くなる事故がありました。

 とても痛ましいことでご冥福をお祈りするほかありませんが、このお二人の命は将来、安全な橋がかかり多くの人々がそれを永年使うことのできる他者の時間に代わって使われたのだと信じています。

 
 使命という言葉がありますが、それは何ものにも代えがたい限られた我が命を、何のために使うのか、自分にとって一番意味のある使い方は何なのかを考えるところからスタートします。

 それは決して全身全霊を込めてなどと大げさな話ではなく、日常の仕事や家庭の中にもあるのかもしれません。ただほんの少し、そこに気付いている人、意識している人は命、つまり時間の使い方が変わるのではないかと思うのです。

 シリアで亡くなった後藤健二さんという方の生と死について、様々な記事が書かれています。

 使命感みなぎるジャーナリストであり同時に心優しき男であったという声も多いようです。

 そんな後藤さんの命を無駄にしないためには、怒りや悲しみに目を曇らせず、また手の届かぬところの話ではなく、自分の身に置き換えて、私達が生きる自分自身の命、目の前にある時間の意味をもう一度考えてみるべきだと思うのです。

 厳しい現実にさらされた事件の後なので敢えて厳しいことを言いますが、凶悪なテロリストに囚われなくとも、遅かれ早かれやがて死は誰の上にも舞い降りてきます。

 身代金を積んでこれを免れた人はいません。また猶予の時間もない。

 そんな時になってから、ああ、あの時こうしておけば、などと泣きごとを言うことのないよう、この一生、この一年、ひと月、一週間、一日、一時間、一分、一秒を過ごして行こうではありませんか。

by masami_ws | 2015-02-02 16:19 | 直球勝負!

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